犬と電車に乗る!注意点とルール&マナーまとめ【保存版】

愛犬とお出掛けしたいけど車がない人や、車では行きずらい場所にわんこと遊びに行く時、電車で一緒に移動出来たら便利ですね。そこでこの今回、愛犬と電車に乗る際のルールやマナー、注意点をまとめて紹介します!
しっかりと確認して頂き、トラブルにならないように注意しましょう!

そもそも犬を電車に乗せていいの?

電車に犬を乗せれるの?

日本の法律では、私たちの大事な家族である愛犬は「」とされています。残念ながら、日本はまだまだペット後進国なんですよね。そんな私たちの国では犬を「物(手回り品)」としてなら、電車に乗せることは出来るんです。何だか嫌な感じですが、これが現状なので受け止めるしかありません。
(ここでは盲導犬や聴導犬などの介助犬の話ではなく、普通のわんこの話として進めていきます。)

ということで、犬を電車に乗車させる場合は「手回り品」扱いとなりますが、乗せることは出来るんです。手回り品は鉄道会社によって料金(有料or無料)やルールが異なります。乗車マナーと合わせて確認していきましょう!

電車に乗せる前の5つの準備!

電車に乗る前に準備したいこと

準備をせずいきなり電車に乗ることはできません。なんたってこの国では命ある動物達を「物」として考えているわけですし、電車の中には犬嫌いな人やアレルギーの人もいます。何の用意もなく電車に乗り込もうとしたら必ずトラブルになりますよ!「楽しいお出かけがトラブル続きで台無し!」なんて事にならないよう、事前の準備を万全にしてからお出掛けしましょう。

【準備1】鉄道会社のルールを調べよう!

これから愛犬と乗ろうとしている電車は、どこの会社でしょうか?鉄道会社によってその規約・基準(ルール)は異なります。動物に対して厳しいルールを定めている会社もあれば、比較的優しい会社もあるようですので、まずは鉄道会社のルールを確認してみましょう!

JR東日本

[料金] 280円
[参考サイト] JRおでかけネット/切符のルール/その他のきっぷ
[規約]

・小犬、猫、鳩またはこれらに類する小動物(猛獣やへびの類を除く)で、長さ70センチメートル以内で、タテ・ヨコ・高さの合計が90センチメートル程度のケースに入れたもの。ケースと動物を合わせた重さが10キログラム以内のもの。
・手回り品料金は、1個につき280円です。ご乗車になる駅の改札口などで荷物をお見せのうえ、普通手回り品きっぷをお求めください。
・ソフトタイプ(布製など)のケースに入れた状態ではご利用になれません。
・ペットカート(ペットバギー)は、カートも含めた寸法がペットを有料手回り品としてお持ち込みいただける制限を超えるためご利用になれません(ケースとカートを分離する場合を除きます)。

*ドッグスリング(メッシュカバー使用)の場合:電話にて問い合わせたところ「原則認められないが、事前に駅員にその状態を確認して頂いた場合、認められる場合もあります。」といった内容の返答を頂きました。しっかりとわんこの全身が隠れるように準備して、最寄りの駅の駅員さんに一度確認してもらいましょう!

[問い合わせ先] JR東日本ご意見承りセンター
TEL:050-2016-1651 (受付時間 9:00~18:00)

東京メトロ

[料金] 無料
[参考サイト]東京メトロ/よくあるご質問(FAQ)/手回り品
[規約]

・子犬や猫などの小動物(猛獣やヘビの類は除く)については、安全上以下の容器に入れて持ち込む場合はご乗車いただけます。他のお客様のご迷惑にならないよう十分ご配慮ください。
・容器の長さが70センチメートル以内
・縦・横・高さの合計が90センチメートル程度
・重量は小動物を入れた重さが10キログラム以内

*ドッグスリング(メッシュカバー使用)の場合:電話にて問い合わせたところ「ファスナーやフタのようなもので閉じているわけではないので、”絶対にわんちゃんが出てこない状態”とは言えないので現在のところは認められません」との回答を頂きました。

[問い合わせ先]お客様センター
TEL:0120-104-106 (受付時間 9:00~20:00[年中無休])

名古屋市交通局(地下鉄)

[料金] 無料
[参考サイト] 名古屋市交通局/よくあるご質問/地下鉄について
[規約]

・ペットは、地下鉄の運行上支障がないと認められる場合に限り次の条件を満たしている場合にはお客さまといっしょにご乗車いただくことができます。
・少数量の小動物でケースに入れる。
・長さ2メートル以内で、縦・横・高さの合計が250センチ以内のケースに入れる。
・ケースと動物を合わせた重さが30キロまでであること。
・ケースの数は2個までであること。なお、手回り品料金は、不要です。

[問い合わせ先] 市バス・地下鉄テレホンセンター
TEL:052-522-0111(受付時間 8:00~19:00)

大阪市交通局(地下鉄)

[料金] 無料
[参考サイト]大阪市/愛玩用小動物の扱いについて
[規約]

・大阪市交通局では、地下鉄・バス・ニュートラムで、以下の基準により愛玩用小動物(ペット)の持ち込みを認めております。
・専用ケージ・ペット用キャリーバッグ等、持ち運びに適当な蓋が出来る容器に入れたうえ、体毛などの飛散を防ぎ、他のお客さまから姿が見えないよう、容器を布で覆うなどの対応をお願いいたします。
・蓋が出来、ペットの姿が周りから見えない状態にする
・ペットカート・ペットバギーは、カバーの大部分が不透明であり、車内で転回可能な大きさのものなら可能。
・トートバッグなど、蓋がない鞄で、ペットの頭や足を出した状態での持ち込みはご遠慮ください。

[問い合わせ先] 市営交通案内センター
TEL:06-6582-1400(受付時間 8時00分~20時00分[年中無休])

☆その他、全国の鉄道会社のルールはこちらのページが参考になります。

*最新の情報は必ず鉄道会社にお問い合わせください。

【準備2】キャリーグッズを用意しよう!

ドッグキャリーグッズのイラスト

利用予定の鉄道会社のルールを調べたら、その電車で許されている愛犬を入れるケースやバッグを用意します。硬いハードケース(クレート)やバギータイプの物、鞄型のキャリーバッグ、全身が隠れるタイプのドッグスリングなど、それぞれ基準に沿った種類のキャリーグッズの中からお気に入りのアイテムを見つけてみて下さい。それぞれ長所や短所があり悩むと思いますが、お店で実際に試させてもらったり、店員さんにアドバイスをもらうと良いでしょう。
大切な家族であるわんこが安全に快適に移動できるよう、そしてお出かけが楽しくなるようなアイテムを選びましょうね!

【準備3】キャリーバッグやゲージに愛犬を慣れさせよう!

お気に入りのキャリーグッズを用意したら、そのアイテムに愛犬を慣れさせる必要があります。絶対にぶっつけ本番で使用しないようにして下さい。愛犬オーナー様ならお分かりだと思いますが、わんこによって性格も違えば好みも異なります。購入したクレートやキャリーバッグに慣れていない状態で、人が沢山いる駅や電車に乗ったら、不安や恐怖で鳴き続けることだってありえます。そんな時でも顔を外に出すことはどの鉄道会社でも出来ません。人間と犬がお互いが安心して電車に乗る為にも、時間を掛けてゆっくりと慣れさせてあげましょう。

慣れさせ方はそのアイテムによって異なりると思いますが、なかなか愛犬が慣れてくれない場合は、購入したショップやメーカーに問い合わせるか、タイプの違うキャリーグッズも試してみると良いでしょう!

【準備4】乗車前に排泄は済ませておこう!

さて、乗車する鉄道会社のルールを確認し、キャリーグッズを用意し、そのキャリーグッズに愛犬を慣れさせたら、いよいよ電車に乗る直前の準備です!

これは愛犬家の方なら簡単に想像できる事だと思いますが、出来る限り電車に乗る(駅に入る)直前に犬の排泄を済ませましょう。その為にも、お出かけ当日は時間に余裕を持って家を出発し、ゆっくりトイレ時間を取る事がポイントです。人間が焦っていては、わんこもそれに気付いてゆっくりトイレが出来ない場合もあります。もちろん排泄する場所にも気を付けましょうね。出来るだけ人通りの少ない場所を選んであげるのは犬にとっても安心ですし、他人の迷惑にならない為の当然のマナーです。

また、電車に乗る2時間前までには食事を取らせてあげた方が良いでしょう。乗り物に慣れていない子だと、食べ
てすぐ電車に乗ることで酔ってしまう子もいるようです。注意しましょう。

【準備5】駅での手続き方法と駅構内での注意点

わんこのトイレが済んだら、用意したキャリーバッグやクレートに犬を入れて駅の中へ入っていきます。まずは駅員さんのいる有人改札へ行き、手回り品切符を購入します(無料の鉄道会社もあります)。駅員さんに「犬を乗せたいので手回り品切符をください」と言いましょう。購入した切符はバッグに付けるか、すぐに提示できるように持っておきましょう!飼い主さんの乗車券も購入したら、ホームへ向かいます。

[注意点]電車を待っている際、ホームでは絶対にわんこを外に出さないようにしましょう。以前ホームで犬を外に出した飼い主さんがいて、規制が厳しくなったという話があります。周りに人がいなくても、顔だけ出す事も決してしないように注意しましょう。

乗車中のマナーと注意点

電車内の犬

ここまで電車に乗る前の準備を書いてきましたが、ここからは実際に電車乗ってからの乗車中のマナーや、気をつけたいこと、そして注意点を以下にまとめました。トラブルを起こさない為のコツでもありますので、しっかり確認しましょう!

・クレート(ゲージ)の置き位置や、電車内での立ち位置

できる限り人が少ない時間帯に人が少ない車両を選ぶことが基本になります。その上で、もし近くに人がいないようであれば、座席に座って膝の上にゲージやキャリーバッグを置きましょう。もし近くに人がいる場合は膝の上には置かず、足元に置きます。手荷物棚には間違っても置かないようにしましょう。また、足元でわんちゃんが落ち着かなそうであれば、車両の隅に立ち、すぐに手の届く範囲にクレートを置くようにしましょう。

また、直射日光が当たる場所や冷暖房が直接当たるような場所にケージやキャリーバッグは置かないようにしましょう。クレートやバッグ内の温度が上がってしまうことがあります。

・犬の存在を知らせないこと

人の少ない時間帯・車両に乗り込んだとしても、公共の電車では人が多くなることもあります。その場合も焦らず、出来る限り犬の存在を他の乗客に気付かせない工夫をしましょう。それでも犬好きの方などに気が付かれてしまい「触らせてください」や「抱かせてください」なんて言われても必ず「ルール違反になりますので。」と言って断るようにしてください。

・動物が苦手な方への配慮

上記の”車内では隅の方に立つ”や”存在を気付かせない”というのは、犬(動物)が苦手な人がいる方への配慮になります。電車という公共の施設では、アレルギーを持った人や動物を極端に恐れる人、生理的に受け付けないといった人までいるものです。そのようなわんこに対して様々な感情を持った人がいるという認識で行動することが求められます。また、特別苦手ではない人でもマナーに厳しい意見を持った方もいますので、トラブル防止のためにも最大限の配慮を心がけましょう。

・ぶっつけ本番ではなく、最低1回は練習をしましょう

人間でも初めての事に挑戦する場合は緊張してしまうものです。それは犬でも同じ事。ぶっつけ本番で長距離の電車移動はトラブルの元になります。事前に練習をしておけば、飼い主さんもわんこも安心してお出かけ当日を迎えられますね。1駅分の往復だけでも結構ですので、必ず練習をしてから本番を迎えましょう。

・電車内で犬が鳴き始めたら

無駄鳴きはしないようにしつけておく事は最低限のマナーでが、慣れない電車移動で愛犬が吠えてしまう事も考えられます。その場合はいったん電車から降りて、ホームなどで愛犬を落ち着かせてあげましょう。また、吠えるからといってむやみに声をかけると余計に吠える場合が多いですので、声をかけないようにしましょう。

もし長距離を電車で移動する場合は、時間に余裕を持って出発し、こまめに休憩や水分補給を挟んであげる事で、鳴く理由をなくしてあげましょう。クレート(ゲージ)を使用する場合は中にお気に入りのおもちゃを入れておくのも良いかもしれませんね。それから、乗り物酔いをしてしまう子には獣医師さんに酔い止めの薬を処方してもらったり、暑い夏の日は保冷剤を入れてあげるなど、万全の準備で当日を迎えましょう!

まとめ

まとめ画像-海とわんこ

色々と注意すべき点をたくさん書きましたが、これも全て私たち愛犬家がこれ以上厳しいルールに縛られないようにするためなんです。マナー違反をする人が一人でもいると、世の中のルールはどんどん厳しくなっていきます。そのような行動は、自分の首を自分で締めているようなもの! 私たち一人一人が意識を高く持つことで、ルールを緩和してもらえるような世の中を目指しましょう!そしてペット先進国のスウェーデンのように、キャリーグッズ不要で犬連れ可能な専用車両があり、大型犬の乗車も可能な国になったら嬉しいなと思います。

私たちの家族であるわんこと、電車でより気軽にどこまでも行ける国にする為にも、上記のルールやマナーをしっかり守ってお出かけを楽しみましょう!