わんこ連れvol.12 愛犬と隠岐島へ船旅!フェリー船内ルール&過ごし方まとめ〜隠岐島編〜

こんにちは!ドッグスリング専門店ervaの黄瀬(きせ)です。今回は愛犬達と一緒に島根県は隠岐島へ旅に行ってきました!位置はここ。

隠岐島諸島は人が住む大きな4つの島とその他180の小島から成り立っていて、人の住む4つの島は島前(どうぜん)・島後(どうご)と2つに分けられます。島後は1番面積が大きく人口も多く、残りの3つの島は、西ノ島・知夫里島・中ノ島で成り立ち、「島前」と呼ばれています。

なぜ、今回は隠岐島を旅先に選んだかというと・・・・・なんと言っても自然がすげえからなのです。愛犬達をいっぱい自然の中で走らせたい!!そして絶景を見に行きたい!!隠岐島はユネスコ世界ジオパークにも認定されていて島の地層、岩石、地形、火山、断層が地質学的に貴重な研究対象になっています。ちょっとチラ見せするとこんな感じ。

で、
本記事は隠岐島のレポ記事第一弾で「本土から隠岐島への行き方や島前内の島間移動方法」を紹介していきたいと思います。
フェリーは

1 本土→隠岐島 隠岐島→本土
2 島前内の移動(西ノ島・知夫里島・中ノ島)

の2種類があります。今回のわたし達のルートは

1 本土→西ノ島
2 島前内航船
3 知夫里→本土

となりますので3つに分けて紹介していきたいと思います。

本土(七類港)→隠岐島(西ノ島)編

わんこの船内でのルールとは?

本土から西ノ島へはフェリーで行きますが、種類は大きく2つあり

1高速船
2フェリー(おき、くにが、しらしま)

から選びます。

▼ 高速船

高速船にペットは持ち込みできますか?
小型で移動用ケージ等の容器に入れて携帯してください(ペット券が必要になります)。船内ではお客様の足元に置いていただき、ケージ等から出す事はできません。中型・大型の動物は船内持ち込みができません。但し、盲導犬・聴導犬・介助犬はその限りではありません。(身体障害者補助犬法第2条・第3条による)

(参照元:http://www.oki-kisen.co.jp/faq/86 隠岐汽船 検索日2018/05/25)

高速船を使えば七類港から約2時間で西ノ島到着です。ただし車は積めませんのでわたし達は通常のフェリーにしました。

▼フェリー(おき、くにが、しらしま)

高速船以外はフェリー(おき、くにが、しらしま)の3種類から選ぶことができます。

フェリー客室にペットを連れて入れますか?
小型犬で移動用ケージ・バッグ等に入っている場合(客室内でケージ・バックからは出さないで下さい。)は携帯・同伴で持ち込み可能です。但し中型犬・大型犬は客室には入れません。専用のペットケージを備え付けてあります、案内所にてお申し出下さい。但し、身体障害者補助犬(身体障害者補助犬法第2条に規定する盲導犬、介助犬及び聴導犬であって同法第12条の規定による表示をしている)は客室に同伴いただけます。

(参照元:http://www.oki-kisen.co.jp/faq/93 隠岐汽船 検索日2018/05/25)

移動用ケージ・バッグのサイズ規定はありませんが、あくまでも小型犬のみ客室内可能ということでそこまで大きいサイズは持ち込みNGになる可能性があります。また周りの人とも気まずいです。例えばこんな蓋付きのキャリーバッグなら客室内OKです。(下記製品を使ったことがありません、あくまで例です)

わたし達は「フェリーくにが」に乗船(乗船時間は約2時間半)しましたが、船ではデッキで過ごしていました。

蓋付きキャリーバッグを持っていかなくても
船に乗ることは可能です!

わたしは大きなゲージしか持っていないことと、天気もそこまで暑くなく潮風が心地良かったので到着まで人通りがほとんど無いデッキを発見しそこで過ごしました。船内を歩く時はドッグスリングに愛犬を入れていました。

・デッキは歩かせてOK
・茣蓙の無料レンタル可能
船内で船員さんに聞けば出してくれました
・ブランケットは30円

30分ほど愛犬達とデッキでお昼寝しました。デッキで寝転んでいる人もいるので気まずくはありません。船員さんもいいと言っていましたし。ただ、お昼寝にはちょっと寒さを感じたのでブランケットを持ってくれば良かったと後悔しました。(ブランケットのレンタルは降りてから知りました)

長椅子のあるデッキもありましたが、野外なのにタバコ臭くて苦手な方は絶対に無理です。以前「拝啓 坂上忍様、 愛犬を殺したくないならまず禁煙から」というエントリーを書きましたが、愛犬に受動喫煙をさせちゃだめです。

屋上デッキは何もありませんが、大海原を見ながら船旅を楽しむことができます。

客室内を通ってデッキにでる場合は、ドッグスリングにメッシュカバーをかぶせて顔を隠します。

2等室を抜けたところにわんこ用ゲージのある空間がありました。

船員さんによると、わんこは常設のゲージ(縦約40cm×横約65cm×高さ約40cm)に入れて、人は茣蓙を敷いて待機するとのことでした。でも正直言うとあまり清潔な場所ではありませんでした。ゲージもたぶんあまり使われていないのか汚れていたので愛犬を入れて撮影することを断念しました。

また、船内への入り口付近には売店があります。ここは愛犬の顔を出せますし、歩かせても大丈夫です。

ちなみに、車はこんなとこに停めます。

運転手以外はチケット売り場の2階より乗船します。(わたし&ムーは2階から。信さん&ノンは駐車場から乗船)駐車場からは客室入り口を通って船内に入ります。わんこは歩かせても良いですが、信さんはドッグスリングで抱っこしました。

料金 / 予約方法

今回わたし達は

・車1台
・3人
・2わん

で乗船しました。

本土→西ノ島までの料金はこちら。

・22,450円 / 普通車1台(車体幅5m未満)+1人
・2,340円 / 1人
・920円 / 1わん
(学生、団体料金、バイク、または時期によって値段も変わります。詳しくはこちらをご覧ください。)

チケットは事前にこちらから予約することも可能ですが、支払いは現地となります。ちょっとややこしいですが、客室は特別2等室以上でないと事前予約ができません。(電話予約のみ)予約せずに乗船する場合は雑魚寝タイプの2等室で過ごします。他の部屋に関しては空きがあれば当日利用することが可能です。

自動車で乗船する場合は、車両積載台数に限りがありますので事前予約がおすすめです。

わたしは事前に車だけ予約しました。当日、受付に行き、まずは指定の書類に必要事項を記入します。車の人は車検書を忘れずに!支払いはクレジットも使えます!

チケット売り場には愛犬も一緒に入ることができます。スタッフさんに歩かせても良いか聞きましたが、「う〜ん良いですよ」とちょっと返事が遅かったことと、人が多かったのでドッグスリングで抱っこしました。また、本土に帰る日が2週間以内であれば1割引のチケットがもらえます!往復チケットを購入しなくてももらえますのでご安心を。

時刻表 / 所用時間

わたし達が乗船した日、高速船はお休みでしたので別日のものを掲載しています。時刻表は乗船日によって変動するかもしれませんので、こちらからご確認ください

(参照元:http://www.oki-kisen.co.jp/timetable/?day=2018%2F05%2F31)

西ノ島へは「くにが」か「しらしま」になりますが、早く島に着いてゆっくりしたかったこともあり「くにが」に乗船しました。本土の七類港から西ノ島までは約2時間半で到着しました。

携帯電波情報

信さんはsoftbankですが、圏外になることが多かったです。わたしはsimフリーでdocomoの電波を使っていますが、電波は弱いものの圏外になることは少なかったです。でも、本土にいるといつも繋がり放題なので、遮断された時間も大切かなーと思いました。

 

島前内航船 編

内航船とは、島後(隠岐島町)を除く、島前(西ノ島・知夫里島・中ノ島)の3つの島を移動する船のことです。「いそかぜ」か「どうぜん」の2種類になりますが、「どうぜん」のみ車を積むことができます。

本土に行くフェリーターミナルの目の前に「フェリーどうぜん」専用のターミナルがあります。

わんこの船内でのルールとは?

わんこも乗船可能です。本土から島へのフェリーと違って、フェリーの大きさはかなり小さく(車両積載台数:小型車8台+大型8t車1台)所要時間も30分なので(西ノ島→知夫里島)、誰もデッキには出ていませんでした。また、船内での車停車位置によっては天井がないのでそのまま車内に居続けることも苦痛ではありませんでした。

わたしは、本記事を書くという使命があったのでデッキに出てみましたw

わんこはデッキOKですし歩かせることもできます。

料金 / 予約方法

料金はこちら

(参照元:http://www.town.ama.shimane.jp/kankoh/chonai-ido/)

わんこは無料でした!

車一台+大人1人 1000円
大人1人 300円

の合計1,300円でした。

時刻表 / 所用時間

フェリーいそかぜの時刻表はこちら
フェリーどうぜんの時刻表はこちら

いずれも2018年バージョンです。「フェリーどうぜん 時刻表」「フェリーいそがぜ 時刻表」でググってください。

わたし達は事前予約をしませんでしたが、車両積載台数はかなり少ないので予約した方が安全です。所要時間は西ノ島→知夫里島まで約30分でした。

携帯電波情報

本土から西ノ島同様Docomoの方がSoftbankよりも電波強めでした。

 

隠岐島(知夫里)→本土(堺港)編

 

料金 / 予約方法



クレジットは使えません!

結構な金額になるのに非常に不便ですが、クレジットは使用不可です。近くに農協やゆうちょ銀行がありますので現金がない方はATMへ!

行きのフェリーと同様、車のみ事前予約をおすすめします。当日予約はできませんのでご注意を!料金は行きと同様ですが、行きにいただいた1割引が使えますのでお忘れなく!

念のため料金表へのリンクを再度リンクしておきます。

時刻表 / 所用時間

みなさんもご注意を!
わたしは隠岐汽船webサイトの時刻表を事前にチェックしていました。

Webサイトのどこを探しても隠岐島→本土への時刻表はなく、てっきり、本土に戻る6/2(土)は知夫里から「フェリーくにが」11:30に乗って本土に17:35に着くものだと思っていました。

ホテルの方にいただいた時刻表によると、「フェリーしらしま」で10時半来居港発→本土堺港着13時05分着便があり、結果約2時間半で本土につきました。宿の人の声かけがなければ無駄に6時間も船に乗るところでした(汗)もし、webサイト等で見つけた方追記しますのでご連絡ください!

本土への運行時刻は来居港の受付で帰りの時刻を聞いておいた方が良いです。時刻表ももらえます!また、車のスペースが無くなっては乗船できませんので車の予約だけは取ってくださいね。

行きのフェリーでは緊張して興奮していたノンちゃん(グレー)ですが、帰りは慣れたようで一緒にゆっくり昼寝をしていました。

携帯電波情報

Docomoの方がSoftbankよりも電波強めでした。

 

まとめ

今回は愛犬達と3つの船に乗りましたがフェリーの船員さん達は愛犬達に対してとてもやさしくまた他のお客さんにも「かわいーかわいー」と褒めていただき、肩身の狭い思いをすることはありませんでした。

基本的にデッキ、売店のある場所、駐車スペースはわんこを歩かせてOKということでしたが人の混み具合や周りの人の顔を見ながら(嫌な人は眉間にしわを寄せますので)抱っこするようにしていました。船員さんも他のお客さんも良い人ばかりでしたが、むだ吠えをさせない、トイレが心配な子はマナーベルトを着用するなどマナーは守ってください。

実は先月JTBさんより愛犬とフェリーに乗る際の注意点等について取材をうけました。フェリーに乗る際の持ち物や、事前に必要なしつけなど色々参考になると思います〜

「ペットと旅行するときのポイント~フェリー編~」

さて、次回は西ノ島と知夫里で愛犬と行った場所のレポ記事を書きますのでお楽しみに〜!

 

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