ドッグスリング(抱っこ紐)を自分で作りたい!と思っている皆様へ
・ドッグスリングを作りたいけど、注意すべきことってある?
・身近にあるもので代用できない?
本記事では、ドッグスリングをご自分で作る方に お役に立てましたら幸いです。
わたし達erva/エルバは、【日本で唯一】の犬用抱っこ紐(ドッグスリング)ブランドです。
ドッグスリングで人気No.1(※おでかけわんこ部調べ)に選ばれました。
6年以上のドッグスリングのみを研究してきました。さらに、「人間の赤ちゃん用抱っこ紐」のメーカーの経験と「スポーツバッグやアパレルのバッグ」のデザイナーがタックを組んで開発しています。
ドッグスリングを作る上での注意点5つ
ドッグスリングの作り方注意点:その1
肌触りの良い生地が一番と考えていませんか?
「愛犬には肌触りの良い生地を選びたい!」
ドッグスリングを作る上で、まず皆様が必ず考えることだと思います。
ただし、これが落とし穴だったりします。
もちろん愛犬に「肌触りが良い生地」を選ぶことは重要です。しかし、大抵の場合「肌触りが良い」ことばかり考えて、 もう一つをすっかり忘れてしまいます。 それは、 強度です。
肌触りが良い!と言えば、よく選ばれるのがニットやガーゼ生地です。
生地の密度が薄く、愛犬の体重を支えるための強度はありません。もともと荷重に耐えることを目的としていませんので、安全とは言えません。さらに、密度の低い生地は、へたりやすく、長持ちはしません。
また、デニム生地であれば強度があると思われがちですが、デニムでもいろんなデニムがあります。他にも風呂敷やバスタオルで挑戦したものも拝見したことがありますが、生地が薄かったり、厚手でも生地の密度の薄いものは強度が弱いのでおすすめできません。
密度が濃い、強度のある生地でドッグスリングをお作りください。 また、丈夫な生地以外にも、生地に合わせた「糸選び」をすることも強度のあるドッグスリングを作る上で非常に重要です。
ドッグスリングの作り方注意点:その2
class="ec-style">そのドッグスリング、本当に安全ですか?
体重の重たい子ほど、 ドッグスリング本体への負荷がかかります。
完成したら強度検査をすることを強くおすすめします。理想は「第三者機関など専門の機関で検査してください」と言いたいところですが、ハードルが高いですよね。
そこで、ドッグスリングを使用する前に、
本体の中にペットボトルや本を入れて、 壁などにぶら下げてしばらく置いてみてください。 入れる重さは、
愛犬の体重の3倍が おすすめです。
わんこの体重の3倍ぐらい強度があれば、安心です。
「3倍なんてそんなにいるの?大袈裟じゃない?」
「うちの子2kgだし、そんなにいるのかしら」
と感じる方もいらっしゃるかもしれません。しかしわたし達はドッグスリング専門ブランドとして、「わんこ達には安全」で、「使う皆様が安心して」ご利用いただけるように、必要最低限の基準だと考えております。
ドッグスリングの作り方注意点:その3
愛犬の抱き位置が下すぎませんか?
ドッグスリングに愛犬を入れた際に、手で抱っこした時の位置にくるように考えてお作りください。 愛犬の位置が下に下がるような位置ですと、
1 皆様の肩腰が痛くなります
2 愛犬が太ももの前にくるような低い位置の場合、愛犬を蹴りながら歩くことになります
また、低い位置に愛犬がいると、暴れて飛び出だしそうになった時など、人の対応速度も遅くなります。低い位置では愛犬も安定しませんので、特にチワワやポメラニアンなど体の小いわんこほど、骨折などの危険性があります。
ドッグスリングの作り方注意点:その4
愛犬に負担のある姿勢になっていませんか?
愛犬がお座り、もしくは、伏せの状態で入ることができる設計にしてください。
愛犬の背骨が立つような姿勢はNGです。
特に胴長犬種は腰に負担がかからないような抱き方が重要です。
ドッグスリングの作り方注意点:その5
飛び出し防止対策をしていますか?
ドッグスリングからの転落防止として、
・やんちゃな子
・何かに反応して飛び出しそうな子
・自転車に乗りたい場合 は、飛び出し防止用の対策をしてください。愛犬の首輪やハーネスとドッグスリングをつなげるようにします。 当店のドッグスリングは、飛び出し防止用ストラップを愛犬の首輪やハーネスに付け、ドッグスリングに繋げられるようにしています。
さらに、ドッグスリングを手作りされたい方より、よくいただく質問をご紹介します。
Q. ドッグスリング作りで、人間用抱っこ紐は代用できる?
A. できません。 もちろん、無理矢理使っている方はいらっしゃいますし、愛犬がとりあえず入ればいいと考える方もいらっしゃいます。
では、なぜ、使えないかと言いますと、 そもそも人と犬では骨格が違うため、
ドッグスリングに入る姿勢が全く違います。
人の赤ちゃんは、お母さんのウエストに沿って股を開いた形で座ります。股を開くことで股関節が固まるのを防ぐためです。ただし、これは犬には該当しません。
人用は、
人の赤ちゃんの骨格に合わせて
人の赤ちゃんが快適座れるように 作られています。 「犬の股をわらないで、横向きにいれたらいい」 とお考えの方もいらっしゃるかもしれません。 その場合、人用のスリングですと深さが足りませんし、人用の抱っこ紐ですと横から落ちます。
ドッグスリングの作り方のまとめ
ドッグスリングを作る時は、
- 肌触りだけではなく強度も合わせて考えた生地と縫製方法を考える
- 愛犬の抱き位置は手で抱っこする位置に設計
- 重たい子ほど強度に気を使う
- 自分で強度検査をする(愛犬の体重の3倍が安心)
です! それでは、本記事が少しでもあなた様と愛犬のドッグスリングを作る上でお役に立てますと幸いです。

わたし達erva/エルバは、 【日本で唯一】の犬用抱っこ紐(ドッグスリング)専門ブランドとして、 皆さんと愛犬が、共に楽しいことや感動する体験をし、家族としての繋がりが、より強く深くなるような時間を製品やサービスを通じてお届けしたいと考えている企業です。