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INTERVIEW

ご利用者様のインタビュー

「ドッグスリングをお探しの方へ」種類・使い方・サイズなど徹底解説

こんにちは!ドッグスリング専門店ervaの黄瀬(きせ)です。わたしの愛犬は8kgと9kgのトイプーです。むしろ、デカプーです。犬の保護活動がしたくて、「ドッグスリング専門店 erva」として起業しました! 以前は育児雑貨専門店「キューズベリー」で人間の赤ちゃん用に抱っこ紐やスリングの企画・開発・販売。そこで培った知識・経験を生かし、今はわんこ用のスリングを、某有名なスポーツバッグやアパレルバッグデザイナーの相棒金谷とタッグを組んで企画・開発・販売中! 「ドッグスリングを使ってみたいんだけど、使ったことがないのでよく分からない」 「体格の大きい我が子に合うものがない」 「今使ってるんだけど、肩・腰が痛くなるんです…」 という方のために、当記事ではドッグスリングの「形・使い方・我が子に合うサイズ」などなど項目別に徹底解説します! -目次 はじめてドッグスリングを使いたい方向け特集 我が子に合うドッグスリングを探している方向け特集 すでに利用中でも不便あり、他社製品を探している方向け特集 はじめてドッグスリングを使いたい方向け特集 1 形状① ドッグスリングってどんな形?飛び出し防止はできる?必要な機能の選び方 2 形状② ドッグスリングって犬は楽?獣医師に聞いた、犬への負担について 3 形状③ ペットカート・リュックなど他のキャリーに比べて便利な理由はありますか? 4 形状④ 風呂敷・ストールなど他で代用か手作りできませんか? 5 使い方① 使い方は?入れ方や下ろし方は? 6 使い方② どんな時に使うのですか? 7 選び方① 失敗しないための4つの選択基準とは? 我が子に合うドッグスリングを探している方向け特集[coming soon] すでに利用中でも不便あり、他社製品を探している方向け特集[coming soon]

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愛犬用の抱っこ紐(スリング)はいつ使う?おでかけ「以外」でも大活躍!

 今回は、ドッグスリング専門店ervaの犬用抱っこ紐をご愛用中の皆さまに「抱っこ紐をいつ使っていますか?」というアンケートを実施いたしました。こちらの記事では、愛犬家の皆さんが犬用抱っこ紐をいつ、どんな時に愛用されているのかをご紹介いたします。 -目次 犬用抱っこ紐(スリング)はいつ使うもの?アンケート(回答者数1580名)からご紹介! 「ほぼ毎日〜それ以上」犬用抱っこ紐をいつどんな時に使う? スリングを「家の中で日常的に」使っている方も多数! 愛犬の大きさによってスリングの使用シーンに特徴が まとめ:犬用抱っこ紐(スリング)は家の中でも日常使いできるアイテム 犬用抱っこ紐(スリング)はいつ使うもの?アンケート(回答者数1580名)からご紹介! ervaの犬用抱っこ紐(スリング)を愛用中の愛犬家1580名さまに、その使用頻度をお聞きしました。「抱っこ紐(スリング)は愛犬とのおでかけ用」というイメージが強くありますが、「ほぼ毎日〜それ以上」使用している方が、2〜3ヶ月に1度程度と「たまに使用されている方」よりも多くいらっしゃることが分かりました。 「ほぼ毎日〜それ以上」犬用抱っこ紐をいつどんな時に使う? ervaの犬用抱っこ紐(スリング)を「ほぼ毎日〜それ以上」使用しておられる方は、暮らしの中で、いつ、どのような時に使っているのでしょうか?ervaの犬用抱っこ紐のご愛用者さまに複数回答でお聞きしました。 頻繁な通院が必要な愛犬に ほぼ毎日使用している方の中で最も多かったのは「病院に行くとき」という回答でした。 愛犬の体調に不安が生じた時、頻繁に通院が必要となることもありますよね。中には定期的に点滴などの処置が必要な愛犬もいることと思います。愛犬がシニア期に突入すると通院の頻度が高くことが多く、愛犬が歩いて通院することが大変になる場合も。抱っこ紐があることで愛犬と快適に通院できることや、抱っこによって病院内でも愛犬が安心できるといったメリットがあることが想像されます。 ご愛用者さまの声 クックちゃん/チワワ/体重:3.8kg 「僧帽弁閉鎖不全症のチワワ10歳を飼っています。春と秋は、楽しく歩けますが夏と冬は心臓が心配でなかなかたくさんお散歩には行かれません。そんな時に、ervaさんのスリングを教えて頂きました。愛犬はもちろんのこと…私も肩への負担がまーったくない事にビックリしました」 ディセちゃん&マシュちゃん/トイ・プードル/体重:2.5kg 「今は元気なシニアですが、この先の身体の変化や生活環境の変化にも対応できるスリングが欲しく探した中で出会ったのがエルバさんのスリングでした。ご近所散歩に持ち運びし易いシンプルメッシュを愛用していますが、身体の変化が出始める前に。と、念願の多機能メッシュタイプを無事ゲットしました。個人的に通年使い易いメッシュスリングが好きで愛用していて、気候に合わせてボアブランケットやレインカバーを組み合わせています」 両手が塞がりがちな時 ・車に乗るとき ・買い物に行くとき ・自転車に乗るとき ・雨のとき 上記のように、愛犬家さんが荷物や傘などを持ったり移動したりする際など「両手が塞がりがちなとき」にervaの犬用抱っこ紐を使う、という回答も多くありました。家から車までの移動で愛犬を抱っこしたい時、天候が悪い日のお散歩・おでかけ・お買い物など、愛犬を安全かつ快適に抱っこしたい時に抱っこ紐があると便利ですよね。 check_circle_outlineervaからワンポイントアドバイス! 「自転車に乗る際は十分お気をつけください」 愛犬を抱っこした状態での自転車の走行には十分な注意が必要です。日頃から愛犬が自転車での走行に慣れていない場合、または、愛犬家さんご自身が愛犬を乗せての走行に慣れていない場合、また走行方法によっては、重大な事故に繋がる恐れがあります。ervaのドッグスリングにおいては、自転車の利用時に「飛び出し防止用ストラップ」をご活用いただくと共に、事前に愛犬と十分な走行練習を行なっていただければと思います。 毎日のお散歩に 「お散歩時、愛犬が疲れて歩かなくなってしまった際に使用する」とのお声もありました。 旅行やドッグラン、お買い物などへの本格的な「おでかけ」以外でも、日常のお散歩に犬用抱っこ紐を使用されている方もいらっしゃいます。お散歩の途中で愛犬が疲れてしまったり「ここは怖くて歩きたくない!」という場所があったりして、愛犬がお散歩の途中で歩かなくなってしまうことがありますよね。通常は歩いてお散歩をする愛犬でも、お散歩にドッグスリングを持っていくと途中で愛犬が歩きたくなくなった場合でも快適に抱っこで移動することができますね。 愛犬の社会化・ストレス対策・トラブル防止に ・来客があるとき ・雷や風の音を怖がるとき ・吠え防止に ・パピー(子犬期)の社会化に ・小さい子供がいるとき ・他のわんちゃんとの事故防止の為に 上記のように、愛犬が吠えやすいタイミングや、他の人や犬とのトラブルを防止するため、そして愛犬の社会化としてお外に行く際にervaの抱っこ紐を活用している方もいらっしゃいました。来客や小さなお子様など愛犬と距離を保ちたい方がいるシーンでは、愛犬家さんと密着していられる抱っこ紐が便利です。抱っこで安心できる愛犬の場合は「抱っこしていれば吠えにくい」ということも多いですよね。また、まだワクチン接種が済んでいないパピーちゃんは、地面を歩いてのお散歩ができない期間でも「抱っこで外の世界とふれあうお散歩」をすることで、愛犬の社会化をサポートすることができます。 他の人や犬と距離を保ちやすい・地面に触れない・愛犬が安心しやすいといった点は、快適に愛犬を抱っこできる犬用抱っこ紐ならではのメリットだと感じます。 ご愛用者さまの声 シアンちゃん/チワワ/体重:4kg 「繁殖引退犬の5才のチワワを迎え入れて8カ月たちましたが、外が怖くて散歩に出かけられずにいました。ervaを嫌がることななく、包まれるように支えられるので安心してるようです。購入して良かったです」 ココちゃん/タイニー・プードル/体重:2kg 「ワクチン接種が未だなので、抱っこ散歩しかできないが、直接抱っこするより安心感が違う。飛び出し防止用ストラップやマルチバックなども装着でき、大変便利です」 スリングを「家の中で日常的に」使っている方も多数! 「ほぼ毎日〜それ以上」ご愛用中の方には、家の中で日常的に使っておられる方も!こんな使い方があったんだ!と参考になるご回答が多かったです。 愛犬の「防災グッズ」の1つとして 最近では愛犬との同行避難や愛犬のための備蓄など、愛犬を含めた防災意識が高まってきました。そんな中、ervaの犬用抱っこ紐を「防災グッズとして常備している」と回答された方がおられました。 自然災害時には速やかな避難が必要になったり、足元が悪くなることなどが予想されますので、愛犬家さんの両手が空く抱っこ紐があると緊急の避難時も安心ですね。 ご愛用者さまの声 「災害訓練で使用されていたのを拝見して」 コンちゃん/フレンチ・ブルドッグ/体重:11.8kg 「万が一の時、何か安心安全なツールがいるな、と思っていた時、災害訓練で使用されていたのを拝見しました。しかもその時の犬が、うちと同じフレンチブルドッグで。即、購入させていただき、只今、練習中です!」 ペチャちゃん/パグ/体重:8kg 「緊急時にバギーなどを使えないことを想定して購入しました。軽さと気軽に使えて大変気に入りました」 愛犬家さんが忙しいとき ・来客があるとき ・料理やごみ出しなど家事をするとき ・在宅ワーク時の抱っこ ・愛犬に抱っこをせがまれたとき 愛犬家さんが忙しい時、愛犬がひとりでいられる場合はよいのですが、上記のように愛犬家さんが仕事や家事、来客への対応などで忙しい時に愛犬に抱っこを要求されると困ってしまいますよね。愛犬家さんが愛犬を抱っこしながら仕事や家事などができると、暮らしが大変スムーズになります。 抱っこが大好きな愛犬も、大好きな愛犬家さんに抱っこしてもらえる時間が長くて嬉しい♪中には「店番中に使用する」とご回答された方もいらっしゃいました。その光景を想像するとなんとも微笑ましいですね! 集合住宅の共用部分で 集合住宅の共用部分、特にエレベーターに乗る際に使用している方が多い印象です。敷地内は愛犬の抱き抱えが義務である場合も少なくないため、敷地内の移動時は必ず使用するというお声もありました。 「ペット可」とされる集合住宅でも、もしかすると犬が苦手であったり、犬にアレルギーをお持ちの方も住んでおられるかもしれません。愛犬によっては他のわんちゃんが苦手である場合もありますよね。人と犬が幸せに共生するためには、近隣住民の方や他のわんちゃんたちと、みんなが心地よく暮らす意識が重要です。 階段の上り下りに 「自宅階段の上り下りに使用している」というお声もありました。 推測ではありますが、愛犬が階段で足腰に負担を掛けないため、愛犬に介護の必要がある、といったことが想像されます。若くて元気なわんちゃんでも、ダックスフンドやコーギーなど、犬種によっては階段を使わせたくない場合もありますよね。特に体重が重い愛犬の場合は、愛犬を抱えて階段を上り下りするのは大変です。犬用抱っこ紐を使えば、愛犬を抱っこしての階段の上り下りが快適かつ安全になりますね。 愛犬の大きさによってスリングの使用シーンに特徴が 愛犬の大きさによって、犬用抱っこ紐を使用するシーンに特徴があることが分かりました。体重5kg以下の小さい愛犬と、体重10kg以上の大きな愛犬との比較をご紹介いたします。 体重5kg以下の愛犬は「抱っこのタイミング」が日常的に多い印象 体重5kg以下の愛犬の場合、スリングを使うシーンが多岐に渡る印象です。 ・愛犬と一緒に抱っこでおでかけしたい ・家の中でも愛犬を抱っこしたい時が多い ・来客や雷の音などで怖がる ・多頭飼育をしている 小型犬の愛犬は大型犬の愛犬に比べてスリングなしでの抱っこも容易であり「愛犬と一緒に様々な場所におでかけしたい」という方が多い傾向です。また、愛犬家さんも愛犬たちも日頃から抱っこに慣れており「抱っこが好き」な愛犬も多いため、お出かけだけでなはく日常的にスリングを愛用されている方が多いということも考えられます。ervaの犬用抱っこ紐は、愛犬の体重によっては複数頭での抱っこも可能ですので、多頭飼育のご家庭でも頻繁に愛用されていることが考えられます。 ココちゃん/チワプー/体重:1.4kg 「小さいワンちゃんを飼ったので、抱っこして色んなところに行ってみたいと思いスリングをネットで探しました」 ルートちゃん/チワワ/体重:1.7kg 「我が家はアウトドアをすることが多いので、山歩き、スキー、キャンプの時も歩かない場合はervaのスリングに入れておくと動いても安定しているので揺れてぶつけたりする心配もなく安心です。見た目もとてもシンプルで素敵なのでどんな場面でも使えます。我が家はチワワ3匹なので2匹までは余裕でスリングインできるのも便利です!」 体重10kg以上の愛犬は「ピンポイントで抱っこしたいタイミング」がある 体重10kg以上の愛犬の場合、スリングを使うシーンがピンポイントである印象です。 ・階段の上り下り ・家から車までの移動 ・集合住宅の共有部分での移動 ・お散歩途中で愛犬が疲れてしまった時 小型犬に比べて体重が重い中型犬・大型犬の愛犬の抱っこは、抱っこする愛犬家さんへの負担が大きくなります。そのため、小型犬の愛犬と比べると「常に抱っこする」というライフスタイルの愛犬家さんは少ないかもしれません。暮らしの中で「ここだけは抱っこしたい」という時にスリングを使っておられる方が多い印象です。 体重10kg以上の愛犬は抱っこが大変になるがゆえ、愛犬の抱っこを諦めやすいことも。おでかけスポットやゴンドラなどで「抱っこすれば利用できる」という場面でも、うちの子は無理だなぁと諦めてしまいやすいのではないでしょうか。体重10kg以上の愛犬でも、愛犬が抱っこ好きであれば、抱っこ紐を活用することでおでかけの可能性がグンと広がるでしょう。重さのある愛犬を抱っこする愛犬家さんにとっても、抱っこ紐で快適に愛犬を抱っこできるようになれば、より一層「愛犬を抱きしめる温もり」を感じることができるでしょう。 お客様の声 「楽に抱っこできるものを探していました」 ジジちゃん/ボーダー・コリー/体重:19kg 「病院の待合室など場所が限られてキャリーだと大き過ぎるときや、高齢になったせいか、お散歩の帰りがヨタヨタしてくることが多くなってキャリーだと動きずらいのでスリングを念のために持って行ってます。」 まとめ:犬用抱っこ紐(スリング)は家の中でも日常使いできるアイテム 「犬用抱っこ紐(スリング)はおでかけ用のアイテム」というイメージが強いため、よくペットバギーと比較されます。しかし、今回ご紹介したアンケート結果を見ると、犬用抱っこ紐はおでかけ時だけでなく家の中でも日常的に愛用されている方が多いことが分かりました。 ペットバギーも犬用抱っこ紐も「愛犬と快適に移動する」というメリットは同じですが、抱っこ紐には「家の中でも使える」「気軽に使える」といった、バギーにはないメリットがあることが分かりました。抱っこ紐の大きなメリットは「愛犬を快適に抱っこできる」こと。皆さまもぜひおでかけ時だけでなく、犬用抱っこ紐を日常生活の中に取り入れてみてはいかがでしょうか。

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犬にスリングは良くない?という疑問に専門家が回答。安全なスリングの選び方と正しい使い方を解説。

 「ドッグスリングは愛犬に良くないのでは」「犬にスリングはかわいそうでは?」と不安に思う方が多くいらっしゃいます。愛犬にとって良くないというほか、使う人にとっても良くないのでは?という不安もあるようです。 今回はドッグスリング専門ブランド「erva」の代表・黄瀬さんに「スリングは良くないの?」という質問にお答えいただきました。 -目次 スリングは犬にとって良くないの? 膝・腰・気管支…身体に不安がある愛犬にスリングは良くない? ドッグスリングの「選び方」と「使い方」のポイント5つ 結論:スリングは「選び方」と「使い方」次第で人と犬に良くも悪くもなる スリングは犬にとって良くないの? 「犬にスリングは良くない」と思ってしまう理由 愛犬家の方が「愛犬にとってドッグスリングは良くないのでは」と不安になる理由は以下の3つが多く挙げられています。 ・愛犬の腰に負担がかかりそう ・中に入る愛犬が狭くて苦しそう ・愛犬の足場が不安定になりそう また、人の目線では以下の2つの懸念がある方が多いようです。 ・肩が痛くなりそう ・腰が痛くなりそう これらの懸念点は、裏を返せば「ドッグスリングを選ぶ基準」や「ドッグスリングを正しく使うための着目点」になるのではないでしょうか。これらの懸念点を払拭できるドッグスリングを選ぶこと、そしてドッグスリングを正しく使うことで、使う人と愛犬にとってスリングが「良いアイテム」になるのではと考えます。 ソボクな疑問…「スリング」と「抱っこ紐」は違うもの?同じもの?! -しばしばドッグスリングは「犬用の抱っこ紐」とも呼ばれることがあります。個人的に「抱っこ紐」と聞くと、人間の赤ちゃんの抱っこに使用される「身体は支えられているけれど足がブラブラになる抱っこのアイテム」を想像してしまうんです。そうだとすると、いやいや愛犬に「抱っこ紐」はちょっとどうなの?と心配になってしまいます。「スリング」と「抱っこ紐」って、同じモノなのですか? 黄瀬さん「厳密に言いますと『スリング』と『抱っこ紐』は異なるものです。赤ちゃんの足がブラブラする状態になるのは『抱っこ紐』のイメージが近しいですね」 東京大学学術機関リポジトリで発表された論文「地域に伝わるおんぶ具の変遷 ―出雲「子負帯」と天草「もっこ」を事例に―」によると、昔は『子守帯』『おんぶ紐』などと呼ばれていたそうです。抱っこは「前おんぶ」と表現されていたことも。(背中での「おんぶ」が基準だったことが興味深い!)もとは細い帯のような形状でしたが、現代では赤ちゃんの身体をしっかり支えられるような形状に進化しています。 一方『スリング』は抱っこ紐よりも幅広な布でできており、片方の肩に斜め掛けして使用するアイテム。ハンモックのようにたわんだ部分に赤ちゃんを入れて抱っこをするという違いがあります。人間の赤ちゃん用では体全体を包み込むタイプのほか、赤ちゃんのお尻の部分だけハンモック状になっているタイプもあるようです。 黄瀬さん「厳密には両者に違いがあるのですが、ドッグスリングのことを『抱っこ紐』『抱っこする紐』と呼ばれる方が結構多いため、私たちもドッグスリングを『抱っこ紐』と呼ぶことがあります。まだ『スリング』という名称がマイナーなのかもしれません。イメージとしては『抱っこ紐』というカテゴリーの中に『スリング』があるという感じです」 もしかすると、ドッグスリングは愛犬の足がブラブラする状態や「人間の赤ちゃんを抱っこするときのように縦抱きになる」と思ってしまって、愛犬に抱っこ紐を使うのは良くないと感じてしまった方もおられるかもしれませんね。 人間の赤ちゃんや子供と犬とでは身体の作りが違うため、背骨を地面に垂直に立てて抱っこすると愛犬に大きな負担がかかってしまいます。その状態で使うなら「犬にとってスリングは良くない」と言えます。 足場が不安定では?という懸念 -私、ハンモックってちょっと怖いんです。腰かけるとグラグラしますし、寝転んだ後もゆらゆらと不安定になる感覚…身体を委ねた瞬間にプリーン!と落ちてしまいそうで(笑)。愛犬の体重を布だけで支えるドッグスリングは「愛犬が不安定になってストレスがかかるのでは?」という意見を多く目にしましたが、どうお考えでしょうか? 黄瀬さん「確かに、お客様の中には『底に板があった方が良い』という方もいらっしゃいます。底に板がないと中にいる愛犬が不安定になるのではないか、という不安です。しかし、必ずしも底板があれば安定するというわけではないんです。スリングの底だけでなく、肩に掛ける部分を含めてスリング全体が愛犬の身体を支えられていないと、中の愛犬が不安定になってしまうんです。愛犬だけでなく、着用する方の身体にもしっかり密着することが重要です。中の不安定さが気になる場合、底板の有無というよりも、そのスリングの生地感やサイズ感が愛犬と着用する方に適していないという可能性が高いように感じます。もちろん、中には底板があった方が良いわんちゃんもいますので、中に入るわんちゃん次第、という面もあります。逆に『底板があると愛犬が不安定になる』と言ってご来店くださった方もいらっしゃいました」 底板があればよいというわけではなく、スリング全体の安定感が重要なのですね! 理想は「腕での抱っこ」に近いこと -ervaさんのドッグスリングは、愛犬を入れて着用した際のスリング全体の安定感を重要視して設計されているそうですね!使用されている生地は360kg(『メッシュスリング』は250kg)の負荷をかけても破れないことが検証されていると拝見しました。「多機能」タイプの耐荷重は30kgもあって、中型犬の愛犬でも使える頼もしさ。やはり「生地の強度」がervaさんのドッグスリングの強みでしょうか? 黄瀬さん「私はもともと家業として人間の赤ちゃん用の抱っこ紐メーカーを営んでおりましたので、安全性の高い抱っこ紐を作るためには強度のある生地を使うことが大前提でした。ただ、生地が硬すぎると肌触りが悪くなってしまうので、私たちervaは強度と肌触りの両立を重要視してドッグスリングを作っています。私たちのドッグスリングに使用する生地には、帆布・デニム・播州織(ばんしゅうおり)など数種類あるのですが、それぞれの生地の『体重が掛かった時の伸び』まで計算して、伸びたとしてもSサイズならSサイズ、MサイズならMサイズに留まるように作っているんです。私たちはドッグスリングで『愛犬を腕で抱っこする状態』を表現することを目指しています」 腕での抱っこは、愛犬が人の両腕全体でしっかり支えられています。そして、人の胸部や腹部などにも愛犬がフィットしていますよね。理想的なスリングは「腕で抱っこした状態に近いこと」なのですね! 骨や筋肉がある腕での抱っこを布で表現するためには、生地の強度が必要です。また、愛犬の安全性だけでなく、生地の強度は人の肩や腰への負担も軽減するためにも重要です。愛犬の体重が肩に一点集中してしまうと痛みが出てしまい、腰への負担も大きくなるためです。播州織の生地に関しては糸から開発されたとのことで、ervaのドッグスリングは使う人と愛犬を深く考えて作られていることがわかります。 愛犬が暴れる原因がスリングではない場合も多い -ドッグスリングを使ってみたとき、わんちゃんによっては暴れてしまって上手く使えないことがあると思います。そうすると「スリングがストレスになって愛犬にとって良くないのでは?」と不安になってしまいますが、いかがでしょうか? 黄瀬さん「確かに『スリングが苦手』という子もいると思います。しかし、スリングで暴れてしまう場合、スリング自体が原因ではない場合も結構多いんです。 サイズや入れ方が適切ではない場合 適したサイズを使用していないとき、愛犬に見られる仕草があるそうです。 ・スリングの中を前足でカリカリ掻き続ける ・スリング内でモゾモゾ動く ・着用する人の肩の方へ登って行こうとする このように、サイズが合っていないゆえスリングの中が落ち着かずソワソワしてしまうのだそうです。中にいる愛犬が無理な姿勢になってしまっていると、愛犬は落ち着いていることができません」 愛犬に対してドッグスリングが大きすぎる、または着用する方にとって大きすぎると、愛犬がグラグラと不安定になってしまいます。 ・愛犬の身体を包み込むようにフィットしているか ・着用する方の身体にフィットして揺れにくいかどうか ・愛犬を適切に入れられているか この3点が重要ですね。 「人の気持ち」と「愛犬の気持ち」の相違が原因であることも! 黄瀬さん「わんちゃんが『遊びたい!』と思っている時にドッグスリングへ入れてしまうと、必死で外へ出ようとしてしまうことがあります。ドッグスリングがイヤなのではなくて『もっと遊びたい』『もっと匂いを嗅ぎたい』『もっと外の様子を見たい』といった気分なのに、それができない状態がイヤなのではないか、という場合をよく目にします。特に遊び盛りの子犬ちゃんに多いですね。「愛犬はアクティブになりたい」「人は愛犬におとなしくしていてほしい」というお互いの気持ちの食い違いがないかどうかも考えてあげるとよいかもしれません。お散歩の後や思い切り遊んだ後などにスリングを使ってみると、愛犬がすんなり入ってくれることも多くあります」 そもそも愛犬が「腕での抱っこが苦手」という場合も 黄瀬さん「初めましてのお客様と出会った時、私たちervaがする質問があります。『わんちゃんは抱っこが好きですか?』…めっちゃ普通の質問ですよね(笑)。でも、これがいちばん大事なんです。もちろん『普通の抱っこは苦手だけど、ドッグスリングでの抱っこなら好き』という子もいます。そのような子であれば、ドッグスリング屋としてできることがあります。腕での抱っこでも暴れてしまう子には『ドッグスリングを購入する前に、まず腕での抱っこの練習をしてください』とお願いすることがあります。人と愛犬の関係性の構築が何よりも大切なものだと思うためです」 なんでもかんでも売ることが目的ではなく、ドッグスリングによってより幸せになってほしい。そんなervaの誠実さが本当に魅力だと感じます。 このように、愛犬がドッグスリングで暴れてしまうときには様々な原因が考えられるのですね。もしかすると、サイズや愛犬の入れ方、使うタイミングを変えることで愛犬がスリングを嫌がらなくなる可能性もあります。愛犬がスリングで暴れてしまう時には『何に嫌がっているのか』を見極めてあげることが大切なのですね。 膝・腰・気管支…身体に不安がある愛犬にスリングは良くない? ダックスフンド(胴長犬種)にスリングは良くない? ダックスフンドやコーギーなど「胴長犬」と呼ばれる犬種は腰への負担が心配です。ドッグスリングを使用するときだけでなく腕で抱っこする際にも、胴長犬種は背骨や腰へ大きな負担が掛かる「地面と垂直に立てた姿勢での抱っこ」は良くありません。胴長犬種は地面と背骨が平行になる「伏せ」に近い姿勢で抱っこしてあげることがポイントとなります。 伏せの姿勢に近く胴長犬種に負担が少ない抱っこの方法は「ダックス抱き」とも呼ばれます。ervaのドッグスリングはダックス抱きも可能ですので、胴長犬種のわんちゃんも多く愛用しています。 ervaご愛用中のミニチュア・ダックスちゃんたちのレビューは下記のページにてご紹介しています。 レビューを見る 身体に不安がある愛犬にはervaの「多機能」タイプがおすすめ 黄瀬さん「ervaのドッグスリングはパテラやヘルニアを患っている子には基本的にお勧めしておりません。しかし、気管虚脱の場合はある程度の対策が可能です。気管虚脱の心配がある子の場合、私は『多機能』タイプをお勧めしています」 『多機能』タイプには前開きのファスナーがある『アベルト』とファスナーなしの『ファーシル』の2種類があります。気管虚脱の子には『アベルト』の前開きファスナーが活用できるのだとか! 黄瀬さん「愛犬の体格によっては、スリングのフチが首に食い込んで呼吸が苦しくなってしまう場合があります。『アベルト』の前開きファスナーは、閉め切っておらず中途半端な状態でも勝手に開かないようロックが掛かる仕様になっています。なので、愛犬の首が苦しくないようにファスナーで調節してあげることが可能です。実はこれ、お客様から教えていただいた工夫方法なんです!」 -愛犬の出し入れをスムーズにするための前開きファスナーでしたが、思わぬメリットもあったんですね! 黄瀬さん「そうなんです!もちろん、前開きファスナーがあることで愛犬を出し入れする際に愛犬の足が引っかかりにくくなることが大きなメリットです。『シンプル』タイプの場合は、付属品の『レザーベルト』をショルダーの部分に装着し、スリング開口部に向かってシュルシュルっとスライドさせるとスリングの深さが浅くなるので、首の締め付け感を軽減させることができます。小柄な子の場合は、プラスαで底に厚手のタオル等を敷いて調節してあげるとよいかと思います」 『レザーベルト』も本来はドッグスリングをコンパクトにまとめて携帯しやすくするアイテムかと思いますが、このようにスリングの微調整にも活用できるそうです。 黄瀬さん「基本的に『パテラの子にはお勧めしていない』と言いましたが…通院のためにドッグスリングをどうしても使いたいと願う方も多くおられます。そのお気持ち、本当によくわかります。なので、パテラをはじめ愛犬の身体に不安があるけれど使いたい場合は、かかりつけの獣医師さんに許可をいただくことを推奨しています。ervaで推奨するドッグスリングでの抱き方の写真を獣医さんにお見せして、その状態が愛犬にとって問題ないかどうかを確認していただきたいです。『パテラ』『ヘルニア』などと一括りにしても、その子によって状態が異なります。もし獣医さんの許可があれば、使用する飼い主さんも安心できます。身体にトラブルがある子の場合は、機能性があることで極力負担をかけにくい『多機能』タイプを推奨しています」 ervaが推奨する「ドッグスリングを使用するときの4つの抱き方」については下記のページで詳しく解説されています。 「ドッグスリングを使用するときの4つの抱き方」を見る ドッグスリングの「選び方」と「使い方」のポイント5つ check_circle_outline POINT こちらではドッグスリングを「より良く」使うためのポイントを5つご紹介いたします。 ポイント1:適した品質のものやサイズを選ぶこと ポイント2:ドッグスリングに入る姿勢が大切! ポイント3:落下や脱走を防止する ポイント4:熱中症対策をする ポイント5:適度に愛犬を外に出して休憩させる ポイント1:適した品質のものやサイズを選ぶこと 黄瀬さん「どうしても『わんちゃん目線』でドッグスリングの良し悪しを考えがちですが、『人の使い心地の良し悪し』にも着目していただきたいと思います。もちろん、愛犬に危険やストレスのないドッグスリングであることが重要です。しかし、愛犬の体重を支えきれない生地のスリングやサイズの合っていないスリングを使用すると、愛犬だけでなく着用する方への負荷が大きくなります。サイズが適していないために人の肩や腰へ悪影響を及ぼすドッグスリングは『良くない』と言えます」 ervaのドッグスリングには『多機能』タイプと『シンプル』タイプがあります。多機能タイプならサイズ調節が可能なので、体格の異なる方と共有して使うことに適しています。しかし「シンプルタイプの方が好み」という場合もありますよね。シンプルタイプはサイズ調節機能が付いていないので、体格が異なる方と共有するとサイズが合わず快適に使用できない恐れがあります。シンプルタイプの方が好みであったり「予算的に『シンプル』タイプがいいな…」という場合でも、付属品を活用して愛犬に負担がないように微調整をしたり、愛犬に負担がないように出し入れする工夫をしたりするなどで対策できそうです。 ポイント2:ドッグスリングに入る姿勢が大切! ドッグスリングに入っている間、愛犬は同じ姿勢のままになります。もし愛犬を不適切な姿勢でスリング内に入れてしまうと、愛犬の身体に大きな負担がかかったり、愛犬がスリングを嫌がってしまったりする恐れがあります。 ervaのドッグスリングはPennhip認定医である奈良県「新庄動物病院」の今本院長に「ドッグスリングの中で愛犬の姿勢に負担がないこと」を確認済み。股関節と膝関節を問題なく曲げてお座り可能である場合、ervaのドッグスリングは愛犬にとって負荷となりません。ervaの推奨する基本的な姿勢は下記の2つです。 ・胴長犬種以外は「お座り」 ・胴長犬種は「伏せ」に近い状態 この2つの基本姿勢を踏まえ、ervaのドッグスリングでは4つの抱っこ姿勢が可能です。 ervaの「4つの抱き方」については下記ページで詳しく解説しています。 「ドッグスリングを使用するときの4つの抱き方」を見る ポイント3:落下や脱走を防止する ドッグスリングの中には愛犬を入れる部分に蓋が付いている製品もありますが、ervaのドッグスリングは蓋がない状態です。蓋のないドッグスリングを使用する際には、愛犬の転落や脱走を防止する工夫が必要です。こちらでは、ervaのドッグスリングを使うにあたって愛犬の転落や飛び出しを防止するコツを4つお伺いしました。 1.オプション品を活用する 黄瀬さん「飛び出しや落下が心配な方には、オプション品の『飛び出し防止用ストラップ』や『カラビナ』を付けていただいています。多機能ドッグスリングにもシンプルスリングにも、内面上部にストラップやカラビナを付けられるループがあります。『カラビナ』の方がストラップよりも愛犬とループとの距離が短くなりますので、よりスリング内に愛犬を固定してあげやすくなります。フレブルちゃんのパパママはカラビナを選ばれることが多いですね」 -ストラップもカラビナも、首輪とループで繋げるのですか? 黄瀬さん「首輪ではなくハーネスに付けていただく方がより安心です。骨格が華奢な子や気管に心配がある子は特に、首輪に繋ぐと首への負荷が大きくなってしまうためです。そして、万が一スリング内から落下してしまった際に首を吊ってしまう恐れもありますので、首輪ではなくハーネスとループを繋ぐ方が安心かと思います」 2.かがむ際に手を添える 黄瀬さん「あとは、かがむ時に注意することですね。これは人間の赤ちゃんがスリングを使う時とも共通するのですが、かがむ時には必ず手で支えてあげることが重要です」 3.室内の安全な場所で練習する 黄瀬さん「ぶっつけ本番で屋外使用をせず、まず初めに室内でスリングに入る練習をすることも大変重要です。愛犬の逃走や落下を防ぐために、初めてドッグスリングを使う時は安全が確立された室内で、ぜひ座った状態から練習していただきたいと思います。ソファーの上やベッドの上などのクッション性のある場所で練習すると、万が一落下した際にも安全性が高いでしょう」 4.愛犬を出す時はしゃがむ 黄瀬さん「愛犬をドッグスリングに入れて立っている状態から、まずは着用する方がしゃがんで腰を低い位置にしてから出します。愛犬の前足からゆっくりと床に下ろしてあげましょう。」 -ちょっとの工夫と注意で安心感が上がりますね! 黄瀬さん「そうですね、私たちは使う人と愛犬の安心を考えてドッグスリングを作ってはいますが、どうしてもスリングだけでは解決しきれない問題がありますので、使う方にプラスαの工夫でサポートしていただく必要があります」 ervaは製品アップデートを継続中! 黄瀬さん「実は、今季の『冬用スリング』から1つ改良した部分があるんです!これはシンプルスリングの冬限定バージョンなのですが、やっぱりシンプルスリングは入れ口がパカパカしやすいのが不安ですよね。そこで、入れ口をリングカラビナで絞れるように改良しました。来年の新製品にも採用する予定でして。多機能ドッグスリングは現在『第2世代』が最新なのですが、ベルトを調節して入れ口を絞れる仕様にしたことが『第1世代』との違いです。このように製品自体にも改良を重ねて、人と愛犬の安心を叶える努力を続けていきます」 ervaさんのアップデートに期待が高まります!冬仕様のシンプルスリングも要チェックですね〜!ふわふわであったかそう♪ ervaのドッグスリングに関しては、飛び出し防止用ストラップやカラビナといった付属品を活用することで安心感が高まります。ただ、この付属品も「必要な子と不要な子」がいるとのことです。愛犬の性格やドッグスリングを使用したときの状況などを踏まえて安全対策をとることが重要ですね。 ポイント4:熱中症対策をする 暑い時期はスリング内の温度が上がりやすくなります。短頭種と呼ばれるマズルの短い犬種は、その鼻の形状ゆえに口呼吸「パンティング」で体温調節することが苦手です。特に「呼吸器系にトラブルを抱えやすい短頭種の子」は特に熱中症対策が必須となります。 ervaのドッグスリングに関しては、スリングのポケットに保冷剤を入れたり、夏はメッシュスリングを使用するなどの工夫ができます。 黄瀬さん「長時間ドッグスリングの中に愛犬を入れ続けることも良くありませんが、真夏の日中の場合は地面に下ろすのも返って良くない場合があります。夏の日差しに熱せられたアスファルトに近いほど高温になるためです。地面との距離が遠くなるスリング内の方が暑くないということがあるので、保冷剤を入れてあげたり『通気性のよいメッシュタイプ』を選んだりして工夫していただければと思います」 ポイント5:適度に愛犬を外に出して休憩させる たとえ正しい姿勢をとっていたとしても、長時間同じ姿勢でいることは愛犬にとって負担になる恐れがあります。長時間使用する際には、愛犬の様子を見ながら適度に出し入れしてあげるようにしましょう。熱中症対策としても、地面が暑くない日陰で適度に休ませてあげるとよいでしょう。 結論:スリングは「選び方」と「使い方」次第で人と犬に良くも悪くもなる 今回はerva代表の黄瀬さんに「ドッグスリングって愛犬に良くないの?」という質問にお答えいただきました。結論を言いますと、ドッグスリングは「選び方」と「使い方」によって人と犬にとって良くも悪くもなるということがわかりました。 ドッグスリングを選ぶ・使うにあたっては、下記の4つのことが重要だと黄瀬さんは言います。 ・適した品質とサイズを選ぶこと ・どのような場面で必要なのかを考えて選ぶこと ・愛犬の性格や気分を汲んで使用すること ・正しく使う練習をすること 黄瀬さん「残念ながら、ドッグスリングは万能のアイテムではありません。私たちervaは使う人と愛犬のことを第一に考えてドッグスリングを作っていますが、より安全に、より快適に使用するには『使う方のご協力』も必要です。まずは、愛犬の体格や体調を踏まえて選ぶこと。愛犬の性格や気分を尊重して使用すること。正しい使い方ができるよう愛犬と共に練習をすること。そして、どんな場面に使いたいのかを踏まえてアイテムを選ぶことも重要です。」 「『通院を快適にするため』なのか『おでかけを楽しむため』なのか、はたまた『おうちの中で家事をしながら愛犬を抱っこしてあげるため』なのか…目的によって、愛犬の状態によって、適したアイテムは異なってくると思います。人と愛犬にとってドッグスリングが最適である場合もありますし、バギーやキャリーバッグの方が良い場合もあります。私は、たとえそれがドッグスリングではなかったとしても、人と愛犬にとって最適なアイテムと出会えることを願っています。 その中で『ドッグスリングが良い』と求める方のご期待に全力で応えられるよう、私たちervaはドッグスリング屋として、製品開発や製品改良に取り組んでいます。愛犬家の皆さまと愛犬たちとの時間が、より豊かなものになるよう全力でサポートいたします。ドッグスリングをより良く使用するために最も重要なのは、愛犬との対話だと私は思います。ドッグスリングを選ぶ時も、購入する時も、使う時も、ぜひ愛犬のことを想いながら考えていただきたいなと思います」 ervaは購入前のお問い合わせにも丁寧に対応しています。使う方と愛犬にとって「ドッグスリングが良いのか悪いのか」に悩まれた際には、ぜひお気軽にご相談してみてくださいね。

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20kgの大型犬で神経質な愛犬を楽に抱っこするコツ。おすすめの抱っこ紐でドッグフェスも快適に。

-目次 大型犬20kgで元保護犬の「モカ君」 モカ君ママはドッグトレーナー!和太鼓奏者から転身?! モカ君との出会いと「神経質ボーイ」の背景 ドッグトレーナーが教える!大型犬の抱っこの方法 「20kgの大型犬でも使えるんだ!」ervaの抱っこ紐との出会い おでかけ時に抱っこ紐が大活躍!バギーよりも快適で安心◎ 慣れるまで試行錯誤!モカ君の「抱っこ紐奮闘記」 大型犬の愛犬や神経質な子にもおすすめしたい! 大型犬20kgで元保護犬の「モカ君」 「ビビり・怖がり・臆病!犬界最強の神経質ボーイ!」元保護犬で、体重20kgの大型犬の男の子。過去のトラウマから家族以外の人や犬、未知な物事が苦手で、自分のルーティンを壊されるのはご勘弁願いたい。他のわんちゃんにおしりの匂いを嗅がれるのはお断りでも、苦楽を共にした相方の保護犬ちゃんとは唯一最愛のバディ! モカ君ママはドッグトレーナー!和太鼓奏者から転身?! モカ君のママ「HARUKAさん」はドッグトレーナーとして活動中です。トリマー、(犬や猫の)管理栄養士、犬猫ストレスケアアドバイザー、家庭動物管理士と、興味のある資格や愛犬のために必要だと感じた資格を取得していったそう。 「動物愛護革命の第一人者になりたい」熱い想いを胸に活動中! 中学生の頃からプロの和太鼓奏者として活躍されていたHARUKAさん モカ君との出会いと「神経質ボーイ」の背景 犬を迎えるならば保護犬を、と決めていたHARUKAさん。地元で最も大きい保護犬施設の代表とご両親が同じ職場であったため、保護犬を迎えたい旨を伝えたそう。「男の子でも女の子でも、やんちゃでもおとなしくても、どんな子でもいい」HARUKAさんの深い懐に「では、これから保護が必要な子たちがいるんだけど、行ってみて」と紹介してもらったそうです。紹介された場所へ行ってみると、そこには圧倒的な現実が。紹介されたのは、屋外で飼育放棄された2頭の犬たちでした。虐待も受けていたようで人慣れしておらず、警戒心が強くて保護するのもやっとだったそう。どうにか無事に保護したうちの1頭が、モカ君です。 もう1頭の子も無事に保護され、現在ではそれぞれ新しいお家で暮らしています。過酷な状況下で生き抜いてきた2頭の絆は深く、現在も頻繁に会っているそう。ふたりとも、素敵な飼い主さんと出会えて本当によかった! ドッグトレーナーが教える!大型犬の抱っこの方法 大型犬でも「抱っこ」の必要がある? HARUKAさん「他の人や犬とトラブルを起こさないよう、愛犬を制御するために抱っこの必要がある場面があります。でも、大型犬では体重的に抱き上げるのが難しい場合もありますよね。愛犬があまりにも激しいパニックを起こした際には、抱っこすると逆に転落や脱走の危険がある場合も。しかし、抱き上げなくても良いので、愛犬を『保定』できるようにしておくことは重要です「大型犬は力が強いので、他の人や犬を噛んだり飛びかかったりすると大変なことになってしまう恐れがあります。モカの場合噛み付くまではいきませんが、それでも『絶対噛まない』とは言い切れません。抱っこや保定は、パニックを起こした愛犬の逃走を防ぐためにも大変重要です」 モカ君は保護されるまで適切に飼育されていなかったことから、社会化もされていない状態だったことが想像されます。モカ君を最初から「抱っこ」できたのでしょうか? HARUKAさん「不思議と、私や同行した母へは最初から慣れ親しんでくれており、抱っこもできました。なので、モカの神経質さについてあまり気にせず、モカを保護した後すぐに病院へ連れて行ったのです。しかし、病院内で知らない人や犬たちを目にした時パニックを起こして大変でした。診察台に乗せる時には暴れて手がつけられず、獣医さんや看護師さんではケージから出すことができず、まるで野生動物かのように怒り散らしていました。あの時のモカの目は“人を信じていない目”と言いますか…そんなモカの姿に、その時初めて戸惑いましたね」 過酷な状況下で生き延びてきたモカ君。やはり恐怖心や警戒心からパニックを起こすと暴れてしまいやすいのですね。パニックを起こしやすく、そして力が強い大型犬だからこそ、抱っこをはじめとする「飼い主さんが愛犬の行動を抑制できる保定」は大変重要に感じます。 大きくて重たい大型犬はどうやって抱っこするの? HARUKAさん「小型犬の場合は抱っこした状態でも、どちらかの腕で愛犬が落ちないように支えることができますよね。しかし、大型犬ではそれができません。暴れてしまうと腕からすり抜けやすいです。特にモカのようにパニックで暴れやすい子の場合は、しっかり固定するように抱っこするのがポイントです」 「愛犬の頭を支える方の腕(肘)で、愛犬の胸のあたりをしっかり固定します。しっかり固定するものの、愛犬が苦しくないように力加減を調整してあげてください。愛犬のおしりを支える方の腕は愛犬のお腹の方へ入れ込み、後ろ脚とおしりを脇で固定するよう抱っこしています。このように抱っこすると、愛犬が暴れても飛び降りにくくなると思います」 体重20kgの愛犬を腕や脇だけで支えるのは大変そう…?人間の子供を抱っこする時のように、愛犬の前足を飼い主さんの肩に乗せる姿勢での抱っこの方がラクなように感じますが、いかがでしょうか? HARUKAさん「パニックで暴れやすい子の場合、その姿勢だと飛び降りやすくなってしまうんですよね。しかも、頭から落ちる危険性もあります。そして、愛犬の背骨が立っている状態での抱っこは腰への負担も大きいので、個人的にあまりしたくない抱っこの方法ですね」 そうなんですね!ダックスフンドやコーギーのような「胴長犬」だけでなく、腰への負担を避けるためには愛犬の背骨が地面と垂直になる姿勢での抱っこは極力避けた方がよさそうです。 HARUKAさん「愛犬の前足を飼い主さんの肩に乗せる抱っこの姿勢は、愛犬の身体が固定されず不安定な状態になりやすく、愛犬自身も安心できないのです。そうすると、余計に暴れやすくなってしまいます。モカのように神経質な子や不安感でパニックを起こしやすい子の場合は特に、愛犬の身体をしっかり固定できる抱っこの方法がよいですね」 たしかに、グラグラ不安定な状態だと余計に不安ですよね。大型犬の場合は特に「安定感のある抱っこ」が大きなポイントですね。 「20kgの大型犬でも使えるんだ!」ervaの抱っこ紐との出会い 飼育放棄の状態から保護されたモカ君。保護当時はひどく痩せ細っており、体重は14kg程度しかなかったそうです。現在は20kg程度と健康状態は回復した反面、抱っこが大変な重さです。 HARUKAさん「私の部屋が2階にあるのですが、保護当時の痩せ細った状態では特に足腰へ負担が掛かりそうで、階段を上り下りさせたくなかったんです。なので、上り下りする際はモカを抱っこしていました。元気になった現在でも階段は抱っこです。そのほか、パニックを起こしやすいモカは病院で予防接種を受ける時や人混みを歩く時など、抱っこが必要な場面はたくさんあります。20kgのモカを抱っこするのはもう…気合いと根性ですよね(笑)」 和太鼓で磨き上げられたHARUKAさんの腕力でも、気合いと根性でなんとか抱っこできるレベルとは。一般的な女性の腕力では、やはり大型犬の抱っこは相当大変ですよね。 「やば!めっちゃいいやん!」抱っこ紐を見つけて即購入 HARUKAさん「犬用抱っこ紐」の存在は知っていましたが、どれも10kg未満程度の小型犬や中型犬向けのものが多くて諦めていました。なので、ずっとバギーを使っていました。たまたまインスタグラムでervaさんの投稿を見た時、大きなわんちゃんが抱っこ紐に入っている写真にめっちゃ驚きました。他の投稿もチェックすると『20kgまで対応』の商品があって、やば!めっちゃいいやん!と感動。これまで20kgまで対応する犬用抱っこ紐のメーカーさんを知らなかったので、すぐに購入しました」 HARUKAさんはモカ君のために、ervaの多機能ドッグスリング『ABERTO(アベルト)』の『サイズ3』を購入。インスタグラムでervaを知ってから購入まですぐだったそうです。商品についてやサイズ感など、疑問点をお問い合わせから何度も確認して購入を決めたとのこと。 実際に使ってみた感想は? 実際に使ってみていかがでしたか?大型犬モカ君でも抱っこがラクになりましたか? HARUKAさん「もう普通の抱っことは全然違います!負担が半減どころではなく、めっちゃラクになりました!モカを腕だけで支えなくてよいので、両手が空くのは本当に便利です。肩に負荷が掛かって痛くなるのでは?と不安な方もおられるかもしれませんが、多機能ドッグスリング『ABERTO(アベルト)』の肩の部分は幅も厚みもあって食い込みにくいので、重たい子でも負担が少ないと思います」 たしかに、もし肩の部分が細かったら食い込んで痛みが出ますよね。多機能ドッグスリング『ABERTO(アベルト)』は肉厚の肩パッドも付いていますので安心ですね! HARUKAさん「生地もしっかり丈夫で、モカの20kgという体重を肩全体で支えられる感じで、大型犬のモカが入っても安定感があります。さらに前開きのファスナーがあるので、モカを持ち上げて上から入れなくてもよいところが快適です!」 20kgまで対応の多機能ドッグスリング一覧へ > おでかけ時に抱っこ紐が大活躍!バギーよりも快適で安心◎ 20kgの大型犬はバギーで押すのも一苦労で… HARUKAさん「私、モカとドッグフェスに行くのが好きなんです。モカの精神状態は保護当時より安定したので、他の人や犬がいるドッグフェスにも行けるようになりました。モカの『社会化』にもなるかなと思って。でもやっぱり、モカは人混みは歩けず、バギーに入っている状態や抱っこなら平常心でいられます。ervaさんの抱っこ紐と出会う前はバギーに乗せて行っていました」 ドッグフェスは人混みで長時間歩き回ることが予想されます。大型犬ともなると、抱っこして回るよりバギーで押して回る方がラクなのかな?と思ってしまいますが、ドッグフェスに行く際に「バギーよりも抱っこ紐がよい」と思った理由はなんでしょうか? HARUKAさん「バギーで20kgの大型犬を押すのって、実はめっちゃ大変なんですよ!芝生にハマるともう動かず、些細な段差でも乗り越えるのが超大変で…母と二人がかりで押す状態でした。ドッグフェスで必死にバギーを押している姿はちょっと恥ずかしかったです(笑)」 なるほど…私は「小型犬がバギーに乗ってスイスイおでかけしている姿」しか想像できていませんでしたね…!体重20kgの大型犬はバギーで押すのも大変なのですね。 神経質で怖がりな愛犬は「抱っこ」の方が安心できた HARUKAさん「抱っこのメリットはもう1つあって、愛犬を守りやすいということです。モカは知らない人や犬に恐怖を感じやすい、いわゆる『イエローリボン』の子です。ドッグフェスに出かける際には黄色いリボンや『さわらないでね』と書いてある黄色いバンダナなどをモカに着けて行くのですが、この『イエローリボン』がまだまだ浸透していないのか、気付いてもらえないことが多くあります」 HARUKAさん「知らない人や犬に近づかれたり触られたりしてパニックを起こし、相手を傷付けてしまっては大変です。バギーに乗っていても、咄嗟に近付かれると対処が遅れる恐れがあります。「抱っこ」の状態であればすぐに相手と距離を取ることができ、モカがパニックになる前に守ることができるのも抱っこ紐を選ぶ大きなメリットですね」 そのほか、ドッグフェスは野外なので突然雨が降ってしまうこともあるのですが、抱っこ紐なら傘を差せば愛犬がずぶ濡れにならないところも嬉しかったそうです! 基本は「抱っこ紐」休憩は「バギー」で使い分け 現在はドッグフェスへのおでかけに、バギーではなく抱っこ紐を使用していますか? HARUKAさん「基本は抱っこ紐を使っていますが、一応バギーも持っていきます。快適な抱っこ紐でも時々モカを下ろして休憩したい時もあるので、バギーはその休憩のために使用します。ドッグフェス中、モカをバギーに下ろして休憩するのは5回程度でしょうか。時々抱っこ紐を掛ける肩を左右で交代すると疲れにくいですね。モカを抱っこしている方が私自身安心できることもあって、基本は抱っこ紐でドッグフェスを楽しんでいますね」 慣れるまで試行錯誤!モカ君の「抱っこ紐奮闘記」 神経質さのあるモカ君ですので、突然現れた「抱っこ紐」という未知のアイテムに抵抗感はありませんでしたか? HARUKAさん「実は、最初は全然モカを中に入れることができませんでした。まず私が椅子に座り、ファスナーを開けてモカを入れようとしたものの、初めてのアイテムにモカは怖くて固まっちゃって。私も抱っこ紐の要領をつかめていないのもあって、スムーズに入れてあげることができなくって。何回かトライしてようやく入ったものの、いざ立ち上がった際にモカが転げ出てしまいました。モカを入れた状態だとドッグスリングの前面が見えづらく、どうやらモカがちゃんと入れていなかったみたいで。幸い床がクッションマットだったので大事には至らなかったのですが、モカをびっくりさせてしまいました。それがトラウマになってしまったようで、その後モカはスリングを見ただけで逃げたり怒ったりするようになったんです」 「馴染んでもらう作戦」も上手くいかず… もともと神経質な性格のモカ君ですので、第一印象が悪くなってしまうと払拭するのが大変そうです。その後、モカ君にはどのように慣れてもらったのでしょうか? HARUKAさん「いきなり中へ入れようとするのはいったん止めました。ドッグスリングを床に置き、モカをその上で伏せさせたりお座りさせたりして、まずはドッグスリングに馴染んでもらうことから始めました。あとは、私が足を伸ばした状態で床に座り、膝の上にスリングを広げ、モカに私の膝の上を通ってもらったり。、でも、それらの『馴染んでもらう作戦』も全然上手くいきませんでした。次は私が立っている状態でモカを入れてみようともしましたが、なんせモカが重すぎて断念。もうどうすればいいのかわからなくって、何度もervaさんに相談しました」 試行錯誤の末「抱っこする場面」に閃いた! ervaからHARUKAさんへいくつかアドバイスをお伝えしたところ、[1]使わなくてもスリングを身につけておく[2]お散歩で疲れた状態の時に入れてみるこの2つのアドバイスにピンときたそうです。 HARUKAさん「この2つのアドバイスに『なるほど!』と思い、試してみました。公園でモカとヘトヘトになるまで遊び、公園のベンチで抱っこ紐を乗せた私の膝の上にモカを座らせる練習を何度も繰り返しました。家の中でもスリングをずっと身につけて、モカに見慣れてもらうようにしました。神経質なモカなので、最初は私が歩くたびに揺れる抱っこ紐にドン引きしていましたが(笑)。しかし、まるで私の洋服かのようにずっと身につけていたら、やがて無反応になっていきました。さらに、スリングを乗せた私の膝の上に自分から乗ってくるようになって!ちょっといい感じかも!と思ったのですが、中に入れようとするとやっぱり逃げてしまいました。引き続き『公園で疲れさせる作戦』を継続しました」 抱っこ紐との和解まであと少しか…?!という頃、HARUKAさんはあることに気が付きました。家の中でスリングに入れようとすると拒否感が強いのに、公園では家ほどの拒否感がない。抱っこする「場面」に閃いたのです! HARUKAさん「そういえばモカを迎えてから今まで、私の部屋でモカを抱っこしたことがなかったなと気付きました。警戒心が強いモカなので、見た事ないもの+初めての状況に警戒心が高まったのかもしれません。モカのように神経質で『イレギュラーなこと』に弱い子の場合、必ず抱っこするシチュエーションで練習してみるのがよいのかなと思いました。それに気付いてから私の部屋で抱っこするのを止め『普段必ず抱っこしている場面』でトライしてみることに。部屋では、スリングの上に座ったり伏せたりする練習のみ続けました。 その奮闘記は1ヶ月に及びましたが、HARUKAさんの根気強い練習の末、ようやくモカ君は抱っこ紐に入れるように!抱っこ紐とモカ君が和解できてなによりです!大型犬のモカ君に限らず、神経質な愛犬の場合は特に、愛犬が抱っこ紐に慣れるまで丁寧な準備期間が必要な場合があります。せっかく購入したのに結局使えなかった…というのはとても残念ですよね。もし愛犬が抱っこ紐に拒否感を見せた際には『見慣れる』『触り慣れる』ことから根気強く始めるとよいでしょう。お散歩で体力発散した後は受け入れやすいことも多く、お外ではさまざまな刺激に愛犬の意識も散りやすいので、抱っこ紐への抵抗感が薄れることも期待できます。お外で抱っこ紐に入る練習をする際には、愛犬を脱走させないよう十分注意してチャレンジしてください。 大型犬の愛犬や神経質な子にもおすすめしたい! 最後に、犬用抱っこ紐を購入してよかったことを教えてください! HARUKAさん「これまでバギーでおでかけする際、周りの人や犬とモカが接触事故を起こさないよう常に気を張っていなければいけませんでした。ervaさんの抱っこ紐を購入してから、私が安心しておでかけを楽しめるようになったのが大きいです。人の緊張は犬にも伝わりますので、私がピリピリ緊張するとモカも神経質になり、私が安心していればモカも安心していられます。モカのように20kg程度ある大型犬の飼い主さんにも『大型犬にも対応している抱っこ紐があるよ』とおすすめしたいですし、大型犬に限らず、神経質な性格の愛犬にもおすすめです。モカがドッグスリングに慣れるまで時間はかかりましたが、私は『買ってよかった!』と思うことしかないです!」 まだまだ「犬用抱っこ紐は小型犬や中型犬向け」という印象が強いかもしれませね。しかし『ABERTO(アベルト)』のように体重20kgの大型犬にも対応している抱っこ紐があります。小型犬や中型犬よりも身体が大きい・体重が重たい・力が強いという大型犬にこそ、飼い主さんと愛犬が安心して抱っこできる犬用抱っこ紐が大活躍しそうです。 HARUKAさん、モカ君、ありがとうございました!これからもドッグフェスへのおでかけをervaの抱っこ紐と一緒に楽しんでくださいね♪

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