わんこのために何が出来るんだ!

「わんこが捨てられる原因をなくす」これがervaのミッションです。そのために、出来ることを見つけ、行動するため、大阪府でわんこの保護活動をされている はぴねすDOG の間柴さんにお願いし、大阪府の動物管理指導所の見学に行きました。

大阪府動物管理指導所

動物管理指導所は愛情いっぱいの場所

昭和25年に、狂犬病予防法の制定により、大阪府内20箇所の中央施設として発足。大阪府下で飼い主の飼育放棄、迷子等で大阪府内の保健所に収容されたわんこ達が殺処分のために送られてくる、最終場です。現在は10頭ほどが収容されていました。

正直、行く前は、心が苦しく、どんな悲惨な状況を見ることになるのかと、怖い気持ちでいっぱいでした。でも、その気持ちとは一変、実際に行ってみると、職員さんの愛情がいっぱいの場所でした。

1日2回の散歩、日光浴もしてます

職員さんの1日のわんこのお世話は、ご飯をあげたり、犬舎をお掃除したり、散歩に連れて行ってたりしています。散歩は1日2回。午前と午後に分けています。また、散歩から帰ってくるとすぐに犬舎には入れず、事務所で気分転換をさせたり、天気の良い日は、外で日光浴をすることもあるそうです。

土日祝日もわんこ達をしっかりお世話

一般業務はお休みですが、職員さん達が皆で交代して、わんこ達を外に出してお散歩したり、食事のお世話をされています。

保護されたラオウくん

暗くて可哀想な場所ではありません

職員さん達は一生懸命わんこ達のお世話をされています。「絶対飼ってくれる人はいてる」と信じながら、お手、お座り、など、しつけにも取り組み、動物愛護団体さん達と協力して、できる限り家族を探しています。癌の末期だったわんこも、もう命は長くないかもしれないけど、最後ぐらい温かい場所で愛情に包まれて家族に看取って欲しいという想いから、新しい家族を探し続け、譲渡されていきました。「可能な限り飼い主を探す」「収容頭数に限りはあるけど、それが理由で殺処分したくない」その努力から2015年より今現在(2016年2月時点)では殺処分数が3分の1になっているとのことでした。

噛む、吠える声がうるさい、病気等で捨てられる

ここに来るわんこ達は、様々な理由でやって来ます。噛みます、吠える声がうるさいので、病気で医療費がかかるから、引っ越すから、生まれた子供がアトピーだから、引っ越し先がわんこ不可だから。

殺すなんて嫌やんか

動物管理指導所で働く職員さんは、獣医師、技術員、相談員、作業員と様々な方がいらっしゃいます。皆さん気持ちは1つ。大好きなわんこ達の命を消したくありません。ここに来るわんこ全員の幸せを願っておられます。

譲渡前後の調査もしっかりします

わんこを飼うには覚悟がいる。散歩を毎日しないといけない。譲渡するときには終生飼養を固く約束してもらい、譲渡後3か月経過してから、職員さんが自宅に出向き、ちゃんと飼われているか、近所に迷惑をかけていないかなどを観察し、飼い主さんに悩みがあれば聞いて相談にのることもされているそう。

1年に1度慰霊祭を行います

大阪府動物管理指導所2

ここで亡くなった動物たちの魂の供養のために、動物管理指導所の前には慰霊碑があります。そこで、職員さん一同手を合わせて魂を弔います。

保健所は飼い主の尻拭いの場所

保健所で殺処分をすることを批判する人がいます。でもその一番の原因は何にあるかということを考えたいものです。保健所で働いている職員さんは、動物を殺処分することを平気でやっているわけではありません。

ラオウくん

今回、はぴねすDOG 間柴さんによって引き出されたわんこ。放浪中に警察で保護され、ここに来たとのことでした。職員さんが見送る時、「幸せになるんやでー幸せになるんやで。」と何度も繰り返し言われていたことが印象的でした。1匹でも多くのわんこが幸せになるためには、私たち飼い主が終生飼養することが何よりも大切。今家族である愛犬ちゃん達を、その命が尽きるまで、どうか幸せにして下さい。

現在、写真のわんこ、ラオウくんは里親募集中です。ご興味のある方は「はぴねす DOG」をご覧下さいね!

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