こんにちは!ドッグスリング専門店の黄瀬(@tommykise)です。フランツを保健所から引き出してあっという間に3週間が経ちました。
はじめて保健所で会った日の彼は、ストレスいっぱいどころか、むしろ殺気立っていました。2歳という幼い年齢で飼い主から育犬放棄され、保健所生活が半年。きっと精神的な緊張が続いていたであろう・・・その証拠に全身はカチコチでした。でも半年間も保健所に置いてくださった、職員の皆さんには感謝の気持ちでいっぱいです。
そして、3週間経った今の彼をご覧ください。
きらきらきら・・・・
なぜか、立って寝ていたフランツ。
今は・・・・
どーん!!
すやすや、しあわせそうに寝とります。
そして、一番目立つ鼻のコアラ具合も・・・
ちょっと産毛が生えてきました!!
ふっさふっさになるのが楽しみ♪
フランツは3つの課題があります。
1くるくる回って尻尾を噛む
2皮膚がかゆくておハゲちゃん
3室内でマーキング
室内でマーキングをする子は一般的にもいるので、これについては教えていけばいいのですが、1と2に関しては精神的な問題が多いと考えています。その証拠に少しずつですが、うちに来てから回る回数が減り皮膚を掻き壊すこともなくなってきました。
ただ、痒みは人間と一緒で夜が一番辛いらしく、ふーくんがうちに来て4日目の夜にピークを見ました。ソファーに一心不乱に身体を擦り付け、ドタバタ暴れ・・・ソファーからドンっ!!と落ちても気にならない。
とにかく痒い痒い痒い・・・・
涙が出ました。ふーくんは全然悪くないのにね。いつもは止めますが、「掻きたい気持ちを無理矢理抑える方がかえってストレス」という、アトピー持ちの相方信さんのアドバイスに従い、この時ばかりは見守ることにしました。
しばらくして・・・・
自分からわたしにすり寄ってきたフランツ。
辛かったね。がんばったね。
この日はこのまま抱っこして一緒に寝ました。
そして一壁一緒に超えたからなのか?
次の日は今まで見たことがないくらい安心しきった表情で寝ていました。
手のかかる子ほど可愛いというのは本当だなと実感している日々です。
フランツの性格がだんだん分かってきています。サークルで大人しく寝ますし、食欲も旺盛で、ごはんやおやつの時はお座りもできるし、ボールで遊ぶのが好きで、大抵のものにはびびらず昭和の男的なかっこよさがあり、哀愁のある背中はたまらなくきゅんとします。
皮膚の痒みやストレスが無くなったら、
もっと本当のフランツと会えるんだろうな・・・めちゃくちゃ楽しみです!!
そして、こんなフランツと気長にゆっくり付き合っていただける里親さん募集してます。わたし達ervaは大阪府下で犬の保護活動をされている「はぴねすDOG」さんに協力しています。少しでも気になった方は下記にご連絡ください。