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深く美しいシボが特徴のトリヨンクレマンスの相方にふさわしい革を探していて、見つけたのがこの姫路レザーです。淵や、金具のつなぎ目に採用しました。あえて表面がフラットな栃木レザーと組み合わせることで、ふかふかした柔らかさの中にもキリっとした格好良さと美しさを表現しました。


革と言えば年月が経つほど味が出てくるイメージをお持ちの方も多いと思いますが、姫路レザーは長い間使ったとしても、初期の風合いの印象からはほとんど変わりません。オイルをたっぷり染み込ませているため、革の繊維を守り保護します。


姫路レザーとトリヨンクレマンスは初期の風合いを長く保ちます。この２つを組み合わせることで長くお使いいただいても、雰囲気の統一された状態を保つことができます。

鞄作りの本場、イタリアはフィレンチェで修行した鞄職人さんに縫製をお願いしました。何を隠そう、今回の革「トリヨンクレマンス」 とのご縁を取り持ってくださった職人さんです。普段は1点もののオーダーメイドが中心で、クロコダイルの鞄など金額が7桁するような逸品も作られています。


高級鞄は細部まで美しくなくてはなりません。縫い始まりと縫い終わりの糸処理や革を折る折り目にどうしてもできる空間を無くすなど、ほとんどの人は気づくことすらない、細部まで職人の魂が入ります。


一般的には1回の縫製で済ませてしまう箇所も、2回3回と工程を分け、必ず最後は手で仕上げます。作業効率を優先した見た目に余分な縫製は一切無い代わりに、見えない工程にじっくり時間をかけ必要最低限の縫製で仕上ます。