愛犬との行動範囲が増える!犬用抱っこ紐が便利な8つの理由

こんにちは!ドッグスリング専門店ervaの黄瀬(きせ)です。先日愛犬達への誕生日プレゼントに、岡山県は蒜山に登山に行ってきました。保護犬ベッシュ(2.3kg)も一緒だったのでどんな登山になるかと思いましたが、9割抱っこでした。

登山では両手を塞ぐなんてことは危険なので、スリングタイプの抱っこ紐を使いました。

というわけで、他にも抱っこ紐を使うことができる場所や状況があります。「抱っこ紐なんていつ使うんだ?」と思っていらっしゃる方のために便利な8つの使い方をご紹介します。

1. 電車、バス、タクシーを利用するとき

わたしは抱っこ紐に出会う前は、交通機関での愛犬との移動をあきらめていました。しかし、抱っこ紐があるだけで地下鉄、バス、タクシーなどが利用できてしまいます。*新幹線や一部の交通機関ではスリングタイプは利用できません。事前にご確認ください。

JRや新幹線に乗車されたい場合は、抱っこ紐の形状にルールがありますので詳しくはこちらをご覧ください。その他のルールについては、→バスのルール / →タクシーのルールをご確認ください。

2. 病院の行き帰りや、診察待ちの抱っこに

女性の方で、重たいプラスチックのクレート(キャリーケース)に愛犬を入れて通院する方をよく見かけます。さらに、そのクレートを自転車の前かごに置いて移動される方もいらっしゃいます。はっきり言って危ないです。また、病気や怪我で歩けない子を往復抱っこして歩くことは、なかなかの筋トレになります。そんな時にこそ抱っこ紐は便利なのです。

待合室でブルブル震える我が子をずっと抱っこしている人も、混んでいる時は、抱っこしながら1時間立っているなんてこともありますよね・・・他にも、診断書を書いたり、お会計をしたり、両手が塞がっているとなかなか不便なことも多いです。

抱っこ紐は両手が空きます。このエントリーで抱っこ紐の種類についても紹介しましたが、スリングタイプについては使用しない時に小さく畳むことができ、バッグにコンパクトに収納することができます。

3. 人混みやわんこが歩けない場所

観光、神社参拝、商店街、お花見、紅葉、ロープウェイ、カフェ・レストラン、アウトレットモール、マンションの共有エリアなど、犬は歩かせられないけれど、抱っこなら入ることができる場所は沢山あります。今まで犬連れはあきらめていた場所でも、抱っこ紐を使えばお出かけ範囲は広がります。

4. 愛犬が緊張しているとき

はじめての場所、病院内、人混みなどで愛犬が緊張している時にも使うことができます。わたしの愛犬も病院嫌いのため、待合室ではブルブル震えっぱなし・・・。抱っこ紐に愛犬を入れてなだめています。また、愛犬が分離不安症のため四六時中抱っこが必要な方にもおすすめです。

はじめて抱っこ紐を使う時は犬も人も慣れるのに練習は必要です。しかし、慣れれば犬にとっては動く安全地帯となり、今までよりも安心してお出かけすることができます。

5. 老犬や歩きにくい子の抱っこさんぽに

老犬になってもお外に出たいというわんこの気持ちや、お外に出してあげたいというご家族の想いを抱っこ紐は叶えてくれます。お散歩の行きのみ歩く子、周りの音が怖くて立ち止まってしまう子、癲癇で倒れる心配のある子、目が見えないなど、抱っこ紐があれば、わんちゃんも安心、ご家族の皆さんも安心です。

6. 自転車移動にも使えます

「犬は走らせればいい」と考える人もいますが、自転車で犬と並走することは道路交通法に違反する可能性があります。弁護士ドットコムにこんな記載がありました。

「大型犬をリードでつないで自転車を運転していた場合、大型犬の予期しない行動によって、ハンドルが取られ、周囲の歩行者に危険を及ぼす可能性が高いといえます。したがって自転車を運転しながら、大型犬をリードでつないで散歩させる行為は、道交法に違反していることは明らかです」

大型犬の例ですが、大型犬でなくても、ここで説明されていることは起こりえます。以下、道路交通法を確認しました。

[道路交通法] 第四章:運転者及び使用者の義務第一節 運転者の義務
第70条 車両等の運転者は、当該車両等のハンドル、ブレーキその他の装置を確実に操作し、かつ、道路、交通及び当該車両等の状況に応じ、他人に危害を及ぼさないような速度と方法で運転しなければならない。
引用元:電子政府の総合窓口http://law.e-gov.go.jp/htmldata/S35/S35HO105.html

上記に該当するような危険な運転をし、他人に危害を与えた場合は罰則があります。

「万が一、このような危険な運転をしていて、歩行者と接触事故を起こしてしまった場合には、道交法違反や重過失傷害(刑法211条)で刑事罰を受ける可能性が高いです。さらに、歩行者が怪我をしてしまった場合には、民事上の責任として損害賠償義務を負うことになります(民法709条)。
引用元:弁護士ドットコム

というわけで、個人的には犬と自転車で並走することは止めた方が良いと思います。また、より安全な運転をするためにも、自転車で抱っこ紐を利用する際は、なるべく犬の抱っこの位置が高いものをおすすめします。位置が低いと漕ぐ度に犬が揺れたり膝に当たったりするため、犬が安定せず、安全とは言えません。犬と人の距離が近いほど、安定しやすくなります。

7. 防災グッズとしても使える

このエントリーでは、阪神淡路大震災で被災された方に取材に行きました。地震直後は家の中も道も瓦礫で踏み場もなかったそうです。肉球は最強ではありませんから、ガラスの破片で怪我をする可能性もあります。

また、震災時は街も人も大混乱で、犬も非常にナーバスになっています。インタビューを受けていただいた福岡さんの愛犬は地震が原因で分離不安症になりました。事前に抱っこ紐に慣れておけば、どんな場所でも状況でも愛犬に落ち着いてもらうことができます。

8.雨の日の移動にも便利!

病院やトリミングなど、雨の日にどうしても愛犬と移動しないといけない時があります。愛犬が濡れたり汚れたりするのは避けたいですよね・・・そんな時も抱っこ紐があれば気楽に移動ができますよ!

まとめ

わたしがドッグスリングをwebサイトで販売した当初は、「人間のエゴで犬を抱っこするな」という声もいただきました。しかし、決して抱っこ紐はそのようなものではありません。

4歳の子供をベビーカーに乗せていると批判する人がいるように、何をしても何か言うひとはいるので放っておくのがベストです。

わたしも愛犬達もアウトドアが大好きで、愛犬達は基本走り回っています。ただ、以前住んでいたマンションでは共用エリアの移動はドッグスリングを使っていましたし、京都の伏見稲荷神社でも抱っこ紐を使って観光を楽しみました。

また、仕事中に抱っこ抱っこ!とせがむ時は、こんな感じでスリングを肩ではなく腰に巻いて、ハンモック状にし、愛犬を抱っこしています。両膝を常に緊張させて隙間ができないように閉じておく必要はありません笑

こちらは、今年、愛犬と夏祭りに行った時の動画です。食べ歩きも、お参りも問題なく行くことができましたよ!

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それでは、皆さんと愛犬ちゃんの移動がより快適になりますように!

さて、
移動と言えばわたし達は11月に紅葉を見に行きます。愛犬達用に何かと準備して持って行くわけですが、夏に購入した保温保冷するクーラーバスケットがめちゃ役に立っています。

今年は母が教えてくれた最高の紅葉スポットに行く予定!また動画にしてInstagramにアップしますのでお楽しみに!

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