犬の無駄吠えにお困りの方必見!正しいしつけ方法をドッグトレーナーに聞いてみた!

こんにちは!ドッグスリング専門店の黄瀬(@tommykise)です。特にマンションなど集合住宅で暮らしている人は、犬の吠え声に悩んでいる人が多い気がします。かく言うわたしもその一人でした。

そこで今回は、本気で犬の無駄吠えを直すにはどうすればいいのか?プロのドッグトレーナーに聞いてきました!

犬はなぜ吠える?

まずは、犬の無駄吠えについて書く前にそもそも「なぜ犬は吠えるのか?」を理解しておきたいと思います。

犬 吠える

参照元:flickr

犬の歴史から見た吠える理由

現代では犬は家族の一員として捉えられています。しかし昔は、牧羊犬、使役犬、狩猟犬など、役割がありどちらかと言えば家畜と同じでした。
犬の行動学研究者でThe University of British Columiaの名誉教授でもあるStanley Coren氏による見解を見つけました。

why humans and dogs formed their working relationship is probably due to the fact that dogs bark.
Men soon learned that there was another benefit to having the dogs, namely that dogs would sound the alarm when dangerous animals or potentially hostile strangers approached the settlement.

出典:
https://www.psychologytoday.com/blog/canine-corner/201306/the-barking-dog-blues-why-dogs-bark-and-what-do-about-it Psychology todayより (検索日:2017/1/26)

犬と人間が暮らしはじめたのは、約1万5000年前。原始的な暮らしをしていた人間は、野生で暮らしていたため危険な動物や見知らぬ人からの攻撃に昼夜問わず常に警戒しなければなりませんでした。

そこで、重宝されたのが犬です。
見知らぬ人や動物が近づいてくると、吠えて警戒し、威嚇し、人間に知らせることで安全を確保することができました。

犬の吠え声は無駄だという誤解

つまり、吠える犬をパートナーとして選んだのは人間なのです。例えばダックスフンド。彼らはアナグマハンターです。地中に棲むアナグマを追いかけ、高い鋭い吠え声を使って地上へと追い出すことが仕事でした。家庭犬として生き、ハンターとしての役割がなくなった今でもその遺伝子は引き継いでいるのです。

Most problems with barking have to do with misunderstanding what barking is about. The most common form of barking is designed to sound the alarm or alert the pack. It really means something like “Rally around me and check this out! There may be a problem here!”

出典:
https://www.psychologytoday.com/blog/canine-corner/201306/the-barking-dog-blues-why-dogs-bark-and-what-do-about-it Psychology todayより (検索日:2017/1/26)

Coren氏によると、「人間が問題だと感じる “吠え行動“は人間側が犬を勘違いしていることが多い」とのことでした。犬が吠える理由として一番多いのは、人間に危険を知らせたり、何かに警戒をしている時です。つまり、吠えることは犬の意思表示であって意味もなく吠える犬はいないということなのです。

また、麻布大学獣医学部の動物行動学の研究をされている菊水健史教授の著書「犬のココロをよむ――伴侶動物学からわかること (岩波科学ライブラリー)
」には吠えることは犬のコミュニケーションツールであることが書かれています。

以上のことから、吠える犬を選んだのは人間で、吠える習性を重宝し、吠えるように繁殖したのも人間だということが分かります。

しかし、過去とは違い家族の一員として人間社会で暮らす犬においては、なりふり構わず吠えるという行為は歓迎されません。そこで、
Donna Dog Life(ドナドッグライフ)の代表兼ドッグトレーナー、また保護譲渡活動をする「はぴねすDOG」の代表でもある間柴(ましば)さんに、お話を伺いました。

ドッグトレーナー間柴さん

しつけをする前に知っておきたいこと

「せっかく、しつけをしたのに失敗した!」
なんてことができる限りないように、まずはしつけの心構えを聞きました。

◉ 黄瀬
「間柴さん!本気で無駄吠えを直したい人達に、しつけが失敗しないようにアドバイスください!!」

◉ 間柴さん
「犬の行動を止めたり訂正する(コレクション)には色んな方法がありますが、コレクションをする際に、飼い主さんがこれでいいのかな?とか自信がない状態でしてしまうと犬には絶対に伝わりません。自分は正しい、自分はちゃんとこの子を社会の中で浮かない子にするために、わたしはこの子に対して責任があるんだということを自覚した上でしつけすると犬は絶対に変わります。

また、飼い主さんの中には「この子バカだし無理」と思ってしまったり、しつけをしたりしなかったりブレる方がいます。
まずはトレーニングのタイミングや技術よりも、自分が芯を持ちブレずに諦めないことが大切です。

◉ 黄瀬
「なるほど、確かにわたしも一度はしつけをすると決めてもその日の気分?によって今日はいっか〜てなっちゃいます汗。他に何かありますか?」

◉ 間柴さん
「そこをベースにして、あとはしっかり選ぶこと。トレーナーにしろ情報にしろ選ぶこと。しつけのことをネットで調べたり、散歩仲間に聞いたり、色んなトレーナーさんのブログを読んだり、吠えることに対してほんっとに沢山の意見があるので分からなくなってしまうんです。
自分と犬にどんな方法が合うのか、どんなトレーナーが合うのか、自分や犬が無理をするのは両方共しんどい。自分達に合う方法を見極めることが大切です。

無駄吠えを直す方法

というわけで、人間側の心構えを知ったところで、本題の“無駄吠えを直す方法”についてお聞きしました。

◉ 黄瀬
「ずばり、よくYoutubeの動画であるような、「2秒で無駄吠えを直す方法」なんてのを教えてください」

◉ 間柴さん
「ありません!」

◉ 黄瀬
「・・・・・」

◉ 間柴さん
「いや、あるにはあるんですよ。でも、実際の方法って犬によって変わってくるんですよ。おやつを使ったり、おもちゃを使ったり、使える物は何でも使って本人の性格や心理状態を見ながら方法を変えています。
犬に合わないのにやってしまって、失敗した!なんてこと多いんですよ。だから、わたしのブログにもしつけ方法は書かないんですよね。」

◉ 黄瀬
「ということは、他人の成功例はあまり参考にならないのでしょうか?」

◉ 間柴さん
「例えば、机をバンっと叩いて驚かせると犬は吠えずに黙るけど、その方法が有効か有効でないかは犬によります。

例えその方法が犬に合わなくても、バンっと音が鳴った瞬間は吠えることをやめるかもしれません。でも、吠える行為は犬にも理由があるのでその根本的な原因を理解しないまま強行突破してしまうと、本当の意味での吠えは直りません。

またそんなしつけ方法を続けていると、犬は気持ちを理解してもらえないままで、飼い主さんとの関係も悪くなっていってしまいます。」

◉ 黄瀬
「なるほど。ちなみに、トレーナーさんに犬を預けてしつけをする方法がありますが、あれって有効なんでしょうか?」

◉ 間柴さん
「良いと思いますよ。」

◉ 黄瀬
「でも、家に帰ってきたら吠えちゃうパターンってよく聞くんですが・・・成果ってでるんでしょうか?」

◉ 間柴さん
「犬と飼い主さんと預ける人によりますね。いつも原因はこの3つなんですよ。犬と人との関係ができていれば成果はでます。トレーナーの元では賢いけれど家ではできない子がいるのは、トレーナーと犬の関係は築けている。でも、飼い主さんと犬の関係が築けていないんですよ。なので、家に帰ってきた環境で、飼い主さんと犬の関係性まで変えてくれるような教室であればいいと思いますよ。犬は人間次第で変わるんです。

結論、

1. ネット上にある、「こうすれば簡単に無駄吠えが直せる!」などの手法は、犬によって合う合わないがある。失敗したからといって「うちの子ダメだ!」と犬を責めたり絶望したりしないように。

2. 人間側がなぜ犬が吠えるのかを理解をしないと、しつけは成功しないし、犬と良い関係性を築くことができない

3. 犬が変わるには、まず人が変わることが重要

ということでした。

ちなみに、
うちのノアは夜に留守番をさせると遠吠えします。一般的にこれは無駄吠えのうちに入りますよね。間柴さんに聞いたところ、「遠吠えは遠くにいる存在に呼びかける行為なんで、寂しくて黄瀬さんを呼んでるんですよ」とのことでした。遠吠えを”無駄吠え”として捉えるよりも、なんだかノアを愛おしく感じました。

で、
結局無駄吠えを直すには
どうすりゃいいんじゃい!!

ということなんですが、
わたしの結論はプロに任せること。だと思います。ただし、間柴さんが話していたとおり、自分や犬に合うトレーナーさんを探すことが重要かと思われます。わたしは自分の意見ばっかり押し付けてきて、何かと専門用語ばっかり話す歩く教科書みたいな人は苦手かな〜って感じで間柴さんにお願いしましたよ!

しかし、この記事を読んだ方の中には、「今からトレーナーを探すなんて時間かかるし!!!犬の吠え声にストレスいっぱいでどうしようもない!!」そんな方もいらっしゃると思います。

◉ 間柴さん
まずは、トレーニングどうのよりも、愚痴を周りにこぼしてください。ストレス発散させて、気分をすっきりさせましょう。それで余裕がでてきたら、“環境を変えよう!” “トレーナーを探そう!”など前向きな気持ちになってくれたらうれしいなぁ。」

トレーニングの相場

「よし、トレーナー探しをしよう!」と決意した皆さんのために大体の相場を調べてみました。

レッスン形態は、
・ 自宅訪問
・ プライベートレッスン at 教室
・ グループレッスン at 教室
でした。

単発の1時間レッスンで4,000円〜6,000円。チケット制や1ヶ月単位からの申し込みもありました。トレーナーさんに自宅まで来てもらう場合は交通費や駐車代が別途かかります。

また、いきなりレッスンはちょっと不安・・・・な方はカウンセリングを受けることもできます。調べた教室は平均約1時間でしたが、「もう、うちの犬どうにかしてよ!!」な感じでストレスいっぱいの方は、先にプロのトレーナーさんに話しを聞いてもらうのも絶対にありだと思います。

まとめ

しつけとは「人と犬の関係性を築くことが肝」と聞いて
そう言えばこんな体験を思い出しました。

以前、間柴さんにうちのノアとムア(以後、ムーさん)のトレーニングをお願いしたことがあります。ムーさんは知らない人が家にくると吠えまくります・・・・案の定、間柴さんにも吠えまくってました。

しかし、相手はプロ。間柴さんの強固でブレない姿勢は人間のわたしでもスリスリゴマを擦ってしまうぐらい。うちの家なのに、間柴さんの家みたいに感じるのは気のせい!!??

ムーさんも、より大きな声を出してみたり、ソファーの上に登ったり(間柴さんの解説付きで面白かった)、考え付く限りの方法で威嚇していました。

が、、、、5分も経たないうちに大人しくなる始末。
それから、ムーさんのトレーニングに入ったのですが間柴さんはムーと初対面なのに、すでに性格を把握。本犬は間柴さんの言うことをすんなりと受け入れていました。

ガーン
なんか私よりも会話できてるし!!!

長く過ごしているわたしなんかよりも、間柴さんの方がムーさんと仲良さそうで、意味も分からない嫉妬心におそわれましたw

今回お話を聞いたドッグトレーナーの間柴さんですが、前述の通り犬の保護譲渡活動をされています。下記の子達は絶賛里親募集中です!!
ぜひ新しい家族を検討されている方、ご覧ください。

はぴねすDOG、里親募集中

また、新しい家族を迎えられないけど何か力になりたい!!と考えている方、1000円サポーターも募集中です。

さて、
待てど暮らせど雪が積もらない大阪に痺れをきらしてきました。
というわけで、雪遊びに行っちゃうよ〜!!
週末に滋賀県に行くことにしました。防寒着としても使えるShed defender、めちゃ期待してまっせ!! また、雪遊びのレポ書きますね〜!

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