そもそも天然記念物とはなんぞや?
まず、天然記念物とは国から指定されるもので、1950年に制定された文化財保護法によって文部科学大臣が指定します。 そして、この記念物とは何かは文化庁のwebサイトに書いてありました。1. 貝塚,古墳,都城跡,城跡旧宅等の遺跡で我が国にとって歴史上または学術上価値の高いもの 2. 庭園,橋梁,峡谷,海浜,山岳等の名勝地で我が国にとって芸術上または鑑賞上価値の高いもの 3. 動物,植物及び地質鉱物で我が国にとって学術上価値の高いもの参照元:http://www.bunka.go.jp/seisaku/bunkazai/shokai/kinenbutsu/ 文化庁より(検索日2017/3/3)
我が国にとって学術上価値が高いもの!! しししししばいぬ、かっこいいぞ!!!

参照元:http://girlschannel.net/topics/284193/girlschannel(検索日2017/3/3)
それにしても、天然記念物について詳しくないわたしでも「トキとコウノトリ」が指定されていることは知っていましたが そもそも、天然記念物なのに一緒に住んでいいの?記念物によって一緒に住めたり住めなかったり
わたしは、コウノトリとトキが一般家庭にいるなんて聞いたことも見たこともありません。そこで文化庁の国指定文化財等データベースで調べてみました。
参照元:https://goo.gl/fQ8dVi flickr(検索日2017/3/3)
え!?トキとコウノトリは 特別天然記念物だって? 文化庁によると記念物の中でも特に重要と考えられるものが、この特別に指定されるということでした。もしかして、特別だから一般家庭で育てることができないのでしょうか?文化庁に電話してみました。 「特別であってもなくても、すべての天然記念物を許可なく一般家庭で飼育できるわけではありません。柴犬など人が関わってその品種が確立維持されてきている場合において、飼育は必要な行為であると考えます。野生動物は本来人が飼育することが前提でないようなものは違います。」 トキやコウノトリを許可なく飼育することはしかるべき理由がない限り文化財保護法に抵触する可能性があるとのことでした。 ちなみに、電話口で対応いただいた文化庁の方は、 しばいぬ とおっしゃっていましたよ。さすがっ!柴犬以外にも5種類の犬が指定されています。

参照元:http://www.nihonken-hozonkai.or.jp/monument/日本犬保存協会より(検索日2017/3/3)
え!?柴犬って小型なの 日本犬保存協会によると、柴犬は、日本犬の中で随一の小型犬種とのことでした。この日本犬保存協会とは、日本国内において一番古い犬種団体で1928年に創設。日本犬の犬籍簿を管理し、血統書を発行しています。 ちなみに日本犬保存協会やJKCでは最近よく聞く、極小豆柴や豆柴は日本犬として登録されていません。その理由については日本犬保存協会のwebサイトに記載がありました。豆柴、小柴及びそれらの類似名称犬について 日本犬保存会では「豆柴」と明記した血統書は発行していません。 柴犬の標準体高は昭和9年(1934年)9月に制定されました。雄犬の標準体高は39.5cmで38cmから41cmの幅を認めています。雌犬は36.5cmで35cmから38cmの幅を認めています。(体重は雄は9kgから11kg前後、雌は7kgから9kg前後です。)昭和初期の頃、絶滅寸前になっていた日本犬を残そうとして全国各地において地の犬の調査を行い、残存した優秀犬や犬に関する文献などを参考にして小型犬(柴犬)、中型犬(紀州犬・四国犬・甲斐犬・北海道犬)、大型犬(秋田犬)の三型に分類して保存することにしました。以来現在に至るまで、柴犬の体高は理想的なものとして守られ定着しています。ところが十数年前の頃より豆柴・小柴あるいはミニ柴等という名前を聞くようになりました。柴犬の実体を知らない人達の間で豆柴という言葉が先行しているきらいがありますが、犬の体格というものは人為的に比較的容易に変えられるもので洋犬種の中にはミニ化された犬種が結構みられます。これらと同様な考えで柴犬を矮化し小さくするという行為は柴犬を正しい姿で固定化し、後世に伝えるという本会の主旨を根底から覆すもので、柴犬が持つ日本犬としての本来の姿を否定するものです。そしてこれらの豆柴と称される犬達があたかも希少種であるかのように、一部では広告され喧伝されていて、柴犬のことを深く知らない方々から問い合わせや苦情も寄せられています。これらのものは本会が定めた日本犬標準、登録規定に反し、尚かつ日本犬の血統をも混乱させるもので、規格外の体高不足犬ということで日本犬保存会として公認することはありません。知らなかった・・・・ JKCについても同様の理由でした。