<目次>
選ぶ前に利用目的をはっきりしよう!

1 ペットカート

こんな人におすすめ(メリット)
・多頭連れで移動 ・長距離移動 ・愛犬の体重が重く、抱っこ紐やリュックでは人の肩や腰が辛い ・交通機関を利用したい(交通機関による) メーカーによっては犬が入るカゴ部分を取り外すこともできるので、車内や旅行先のホテルでドッグハウス代わりとしても使うこともできます。また、雨の日の移動でもレインカバーがついているものもあります。 大型犬なので・・・と諦めないで! 大型犬にも適したサイズが販売されていますので「ペットカート 大型犬」で検索するとたくさんでてきますよ。デメリット
・かさばる ・他のキャリーバッグに比べると重い ・サイズが大きいので置き場に困る(例:人混み、車内) ・舗装されていない道ではガタガタ揺れる もちろん、メーカー側は軽量化や小さく折りたためるように工夫していますが、ペットカートは家でも広い収納面積が必要です。お目当てのカートの長さを測って、家に十分な保管スペースがあるのか確認してください。 また、ペットカートはその大きさから使う場所によって周囲の人と気まずくなる場合があります。わたしとしては非常に残念ですが、例えば人間の赤ちゃんでも混雑した電車内でベビーカーを利用する事について迷惑だと感じる人がいます。 電車でのベビーカー使用に反対が2割も 国交省調査2014年より国土交通省は電車などでは基本的にベビーカーを折りたたまずに使えるとのガイドラインを決め、使用を促すベビーカーマークを導入。しかし国交省が16年12月8日に発表した調査結果では、複数回の調査で電車などでのベビーカー使用に反対する人は最高で21.1%にのぼる。犬連れで同様の調査はありませんでしたが、あらかじめこのような情報を知っておき、混雑の時間や場所を避けることも重要です。または、混雑時にどうしても移動が必要な場合は他のキャリーバッグと併用することも考えてみてください。
2 ドッグスリング

こんな人におすすめ(メリット)
・コンパクトに持ち運びたい(キャリーバッグでは一番軽量) ・必要な時にさっとスピーディに使いたい ・汚れたらザブザブ洗いたい(メーカーによっては洗えないものも) ・両手を空けたい ・背中が空くのでリュックと併用ができる 人混み、通院、抱っこ散歩、自転車に乗る時などにとっても便利。こちらはわたしが愛犬達と自転車でドッグカフェに行った時の動画です。ご飯を食べる時は、ドッグスリングを腰につけてハンモックのようにし、愛犬を膝の上で抱っこしていました。(ドッグスリングの形状によってはできないものもあります。)(↓こんな感じで使いました)

デメリット
・片方の肩で犬の体重を支えるため長時間は肩腰が痛くなりやすい ・新幹線やJRでは利用不可(しかし、例えば大阪市営地下鉄は利用可ですので各交通機関にお問い合わせください) 当店のドッグスリングはより着用者様の肩腰に負担が少ない形状を考え、生地は丈夫で犬の体重に対して変形の少ないものを選んでいます。しかし、やはり片側の肩で支えるため長時間には向いていません。わたしであれば愛犬達(7.5kg & 9kg|2018年3月27日時点)を2時間ぐらい抱っこしていられます。(途中愛犬の体勢を変えたり、様子を見て外に出します)男性であればもう少し長いかもしれません。3 リュック
こんな人におすすめ(メリット)
・両手を空けたい ・新幹線でも使いたい(ソフトタイプはNG) ・ペットカートを利用するほど長距離は歩かないが、そこそこ歩くので両肩で支えたい ・お出かけ先でドッグハウスとしてもつかいたい(形状による) ドッグスリングでも自転車に乗ることはできますが、最近ではロードバイクなど人の体勢が前かがみになればなるほど背中で背負うことができるリュックは楽です。 また、リュックでも前抱っこもできる仕様であれば、自分の荷物を入れたリュックと併用することで両手を空けることができます。ただし、リュックの肩紐に厚みがあればあるほど難しくはなりますので、ご自身のリュックとわんこ用リュックの厚みを確認してください。デメリット
・コンパクトにならない ・荷物が多い場合はかさばる リュックの場合、バックル、肩紐、調節具などパーツが多いため小さく折り畳むことはできません。また、形状が固定されている分、むりやり小さくして収納してしまうと形が崩れます。 また、リュックタイプでこのような形状がありますが、 ペンシルベニア大学の股関節検査の認定医である新庄動物病院の今本院長にお聞きしたところ、犬の抱っこの方法として一番負担のかかるのは、地面に対して垂直に抱っこすること。とご指導いただきました。ですので、こういったタイプはおすすめではありません。4 トートバッグ
こんな人におすすめ(メリット)
・体重の軽い子を入れたい ・あまり目立たない方がいい トートバッグタイプは見た目が通常のカバンとほとんど変わらないため、あまり目立ちたくない人におすすめです。また顔を隠すことができるネット付きもありますので電車(交通会社による)に乗ることもできます。デメリット
・持ち手のみで犬を支えるので体重の重い子には不向き ・両手が空かない 持ち手が細いこともあり耐久性的にはOKであっても、体重の重たい子に使用するのはおすすめできません。5 クレート

こんな人におすすめ(メリット)
・新幹線に乗りたい(ただし、タテ・ヨコ・高さの合計が250センチ(長さは2メートルまで)以内で、重さが30キロまで) ・飛行機に乗りたい(ただし航空会社によって規定があるので事前にルール確認が必要) ・車で安全に移動したい ・家でもドッグハウスとして使いつつ、旅行先でも同様に使いたい 家でドッグハウスとして使いつつ、帰省や旅行時にそのまま持っていくことができます。どこへ行ってもいつも慣れているドッグハウスがあれば安心できる子がいます。 わたしはソフトクレートを使っていますが、愛犬連れで野外イベントに出店する際に(ごく少数派ですが・・・)愛犬達を長時間抱っこしたり人混みの中外に出しておくことは愛犬達にとって負担となり、わたしもしんどい時があります。そんな時は、ソフトクレートの中にいつも使っているブランケットを入れてゆっくり待機してもらっています。 他にも、実は日頃からクレートに慣れておくことはとても重要です。例えば入院やトリミングでの順番待ちはクレート待機が多いため、慣れておけば愛犬にストレスがかかりません。 また、以前下記のエントリーを書きましたが、 阪神大震災の被災者に聞いた!ペットのために用意しておきたい8つのこと いざという時、離れ離れになってしまい保護シェルターなどで過ごす場合はクレートに入らなければいけません。クレートに入れば安心する。なんなら寝てしまうぐらいの子に育てておくこといざという時に安心です。デメリット
・車など1つの乗り物で長く移動する場合は向いているが、細かい移動には不向き ・ハードタイプは重い ・家で利用しない場合、広い収納場所が必要(特にハードタイプ。ソフトライプは折りたためるものが多い) ・ソフトタイプは体重が軽い犬の場合は犬を中に入れた状態で持ち運びができるタイプがあるが、重たい子の場合は不可(ハードタイプに比べて強度が弱いため) ソフトタイプとハードタイプの選び方 使用目的によってクレート自体に「どこまでの強度や安全性を求めるのか」を考えてみてください。たとえば、飛行機は貨物室で過ごす場合、規約上、ハードクレートを使うことが義務付けられています。ハードクレートの素材はポリプロピレン製のものが多く、ソフトクレートは布製の物が多いため、強度は圧倒的にハードクレートが強いですし、長持ちします。ただし、重い。 わたしがソフトタイプを選んだ理由は、 主に野外でのイベント出店やフェリーのペットルーム待機で使用したかったため、強度をそこまで求めていませんでした。そのため、より軽く愛犬にとって肌あたりの良いソフトクレートにしました。
6 専用キャリー
キャリーバッグの中には特定の用途専用のキャリーがあります。1 自転車
こちらは自転車の前カゴに設置できるタイプのキャリーです。自電車移動が特に多い人におすすめです。 メーカーによって仕様は様々ですが、 ・完全に蓋ができる ・自転車以外のキャリーとしても使うことができる ものがあります。各機能が必要か必要でないかは愛犬の性格をお考えください。 ・他の犬に反応して飛び出そうになる子 ・興奮しやすい子 ・緊張する子 は、必要に応じて完全に蓋ができた方が安全ですし、愛犬が安心します。また、自転車は急ブレーキを踏むことも考えられます。またいずれの場合も愛犬の安全性を考え、キャリーと犬をつなげておくことが可能な飛び出し防止用ストラップ付きをおすすめします。 カゴのないタイプの自転車で、ハンドルにバッグを固定して使うことができるキャリーがあります。底板がないものや、底の形が決まっていないものは安定性に欠けます。台座が変形しないものが安心です。 ちなみに、昔通勤用に愛犬専用自転車作りました。
2 車移動専用
小型犬であれば8 その他
今わたしがやりたいのがこれです。 道路交通法に違反していないのか調べましたが特に禁止の記載はありませんでした。しかし、都道府県によっては条例で規制されていました。例えば、東京都の道路交通規則がこちら。積載装置を備える自転車にあつては30キログラムを、リヤカーをけん引する場合におけるそのけん引されるリヤカーについては120キログラムを、それぞれこえないこと。愛犬を自転車で牽引しながら、自分はテントやちょっとした食料をバックパックに入れて自転車で旅なんていうのも楽しそうです。 こちらはAir buggyのキャリッジというもので、 ルーフ付きでカートとして使うことができたり、ルーフを取って代車としても使えるものもあります。
まとめ
最後に、本記事の要点をまとめておきます。 ・キャリーバッグの選び方は利用目的によって選ぶ ・1つであれもこれも全部まかなおうとせず、いくつかのタイプを併用する いろいろ書きましたが、この2点が最も重要です!どうぞ皆さんにと愛犬ちゃんにとって一番使いやすいキャリーバッグが見つかりますように、本記事がお役に立てましたらと思います。 そして、本記事の内容とは全く関係ございませんが! わたし達は、大阪にある愛護団体「はぴねすDOGさん」がレスキューした犬を1頭ずつ自宅にて預かり、新しい家族を探しています。現在預かっている柴犬の六助(4-5歳ぐらい)は、まだご縁がありません!!愛知県・三重県・滋賀県・京都府・大阪府・兵庫県・奈良県・和歌山県にお住まいの方限定とはなりますが・・・どうぞ、新しく家族を探されている方ご連絡くださいー!ご友人にも何卒シェアお願いします。こちらで六助ブログ更新しております。 5/25追記 [祝]里親さん決まりました!!
