参照元:flickr
こんにちは!ドッグスリング専門ブランドerva(エルバ)の黄瀬(きせ)です。
本記事では、
- ・愛犬が無駄吠えしている理由が分からない
- ・無駄吠えが改善した人の成功例を知りたい
方のために書きました。 「無駄吠え」を調べまくっている方には、釈迦に説法で申し訳ない!ですが、本記事の入り口から迷子になってしまわないよう「無駄吠え」の定義を揃えておきます。
- 「無駄吠え」とは、人が吠えてほしくない状況で、愛犬が過剰に吠えること。
実は、わたしも愛犬の遠吠えが原因で、マンションの近隣から「犬を静かにさせろ!」と書かれた紙を部屋のドアに貼られたことがあります…。外食をしばらく控え、お留守番を極力少なくしましたが、仕事だったり、ストレス発散だったり、精神的に辛い時期もありました。
「無駄吠え」が気になって仕方がなくて、今は辛いかもしれないけど、でも、でも、誰だって愛犬とは良好な関係を築きたいですし、愛犬をめちゃくちゃ幸せにして、自分も愛犬と最高な人生を歩みたいわけです。
そんな皆様へ、本記事が少しでもヒントになればと思い、改めて吠える理由と当店のお客様にご協力いただき愛犬の無駄吠えが激減した対処法をお届けします。
そもそも、犬はなぜ無駄吠えしてしまうの?
あらゆる動物の中で、唯一人間と一番近い距離で暮らす犬。犬が吠える理由はまず犬の歴史から勉強したいと思います。歴史から紐解き、俯瞰的に見ることで、今の状況をより理解することができます。約2万〜4万年前、わたし達ホモ・サピエンスは、犬と暮らし始めました。犬の行動心理学の研究者で、ブリティッシュコロンビア大学名誉教授のスタンレー・コレン氏によると、犬と暮らしはじめた理由は、犬の吠える行動が人間にとってメリットがあったからでした。
why humans and dogs formed their working relationship is probably due to the fact that dogs bark.Men soon learned that there was another benefit to having the dogs, namely that dogs would sound the alarm when dangerous animals or potentially hostile strangers approached the settlement.出典:https://www.psychologytoday.com/blog/canine-corner/201306/the-barking-dog-blues-why-dogs-bark-and-what-do-about-it Psychology todayより (2021.3.7検索)
原始的な暮らしをしていた人間は、野生で暮らしていたため危険な動物や見知らぬ人からの攻撃に昼夜問わず常に警戒しなければなりませんでした。そこで、重宝されたのが犬の「吠え」です。侵入者が近づいて来ると、犬は人に吠えることで伝えていました。 また、米国獣医動物行動大学(The American College of Veterinary Behaviorists)によると、「吠えることは犬にとって犬間で行われる通常のコミュニケーションツール」で、人間と暮らす犬にとっては、人間がそのコミュニケーションを取る対象になるとのことでした。 さらに原始的な生活から時は流れ、現代では、多くの犬種が存在します。そのほとんどは狩猟を目的として、人間によって選択的にブリーディングされました。例えば、アナグマ猟で有名なダックスフンド。小さい体のわりに、吠える声はよく通ります。小さくて暗い地中に住んでいたアナグマの棲家に入り、「ワンワン」と吠えながら地中からアナグマを追い出す天才犬だったわけです。かわいいトイプードルだって、スタンダードプードルの猟犬の血が流れていますよね。 そうは言っても、現代の日本では猟犬として生まれた犬種でも、狩りをしている子はごくごくわずかですし、原始人とは違いセキュリティの高い家に暮らす場合、昔のように吠えられると、一緒に暮らしにくくなりますよね。 多かれ少なかれそんな遺伝子を持った犬達を理解し、吠えは犬達にとってママやパパとのコミュニケーションツールだと認識することで「無駄吠え」の見る角度を少し変えていきたいと思います。
あなたの愛犬が無駄吠えしてしまう11つの理由
「吠える」と言っても、明確に理由が1つではなく、その子その子によって違います。これこそ個性!理由を知ることで、吠え防止のグッズで対応できるのか、獣医師に相談するのか、ドッグトレーナーに相談するのか「解決までの道筋」が見えます。米国獣医動物行動大学(The American College of Veterinary Behaviorists)によると、11の理由が以下です。
理由1.犬種
これは、上記でもあげたように、犬種の特性となります。
Breed. I’m sorry to break it to you Beagle owners, but your dog will likely bark excessively. This is equally true of Cockers, Collies, Dachshunds, tiny terriers (Yorkie/Silky), Shelties, Dalmatians, and Miniature Schnauzers. It doesn’t mean that their barking cannot be controlled – just that resolution may be far more challenging.
訳:犬種です。ビーグルのオーナーには申し訳ないですが、あなたの犬はかなり吠える犬種です。これは、コッカー、コリー、ダックス、テリア(ヨーキー、シルキー)、シェットランド、ダルメシアン、ミニチュアシュナウザーにもいえることです。しかし、吠えをコントロールできないという意味ではありません。ただし、根気はかなり必要です。
この子はうるさい子!と決めつけてしまわずに、愛犬の遺伝子がそうさせていると考えると少し心が楽になりそうですよね。 「いやいや!同じダックスでもお友達の子は静かなの!」 という声が聞こえてきそうですが、「遺伝子のオン・オフ」という言葉をご存じでしょうか? 個体によって原因となる遺伝子は持っていても、オフになっている場合があります。つまり、犬種としての特性は持っているが、遺伝子がオフになっていて、行動に出ていないということです。
理由2. 不安 (分離不安/ノイズ恐怖症/閉じ込められる不安)
犬たちは、恐怖や不安になる明確な刺激があると「防御的に」吠えます。例えば、吠え防止のグッズで抑えようとして失敗するのは、原因、つまり犬自身の感情の部分が解決していないからと考えられます。
理由3.バリア・フラストレーション
バリア・フラストレーションというのは、家の中だけでなく、何か自分の行動を妨げるもの(例:柵、クレート、窓など)があり、犬の自由を妨げている場合に苛立ちや不安定な状態になります。
理由4.退屈・社会的孤立
お留守番が多い子やエネルギーを発散できていないことが原因の場合、たくさん発散させてあげてみてください。 では、どれぐらいの運動量が必要なのか? 日本で一番大きい犬の登録団体JFK(ジャパンケネルクラブ)によると、犬種は10種類のカテゴリに分類されます。 1. 牧羊犬・牧畜犬 (コーギー、ボーダー・コリー、シェルティ、シェパードなど) 2. 使益犬(ミニチュア・シュナウザー、ブルドッグ、ボクサー、バーニーズなど) 3. テリア(ウエスティ、ジャックラッセルテリア、トイマンチェスターテリアなど) 4. ダックスフンド(ダックスフンド) 5. 原始的な犬・スピッツ (秋田犬、甲斐犬、柴犬、日本スピッツ、ジャーマンスピッツなど) 6. 臭覚ハウンド(ビーグル、ダルメシアン、バセットハウンドなど) 7. ポインター・セター(アイリッシュセッター、ワイマラナー、イングリッシュポインターなど) 8. 7グループ以外の鳥猟犬(コッカー、ゴールデンレトリバー、ラブラドールレトリバーなど) 9. 愛玩犬(チワワ、パグ、プードル、パピヨン、ペキニーズ、フレンチブルドッグ、ボス・トンテリアなど) 10. 視角ハウンド(イタグレ・ウィペット・ボルゾイなど) 日本で暮らす犬たちはほとんど愛玩犬となりますが、愛玩犬だからといってエネルギーの発散(運動や遊び)が必要でないわけではありません。愛玩犬もまた、原種となる犬種がいます。元の姿や気性を知っておくことで、元々どのぐらい運動量が必要なのかも想像できます。知った上で、もちろん個性や年齢もありますので、愛犬に合わせて調整する必要があります。
理由5.社会化
ウィキペディアによると、社会化とは以下を指します。
つまり、後天的に学習させる必要があるということです。犬は人間と同じように考えられがちですが、犬は犬独自の社会システムがあり、その犬が人間中心の社会で暮らすわけです。 想像してみてください。今日から突然ブラジルで暮らすことになったとします。今のように精神的に落ち着いて生活することができるでしょうか?きっと、ご飯で苦労したり、人で苦労したり、住む家で苦労したり、安心して暮らすには努力が必要です。 当然、種が全く違う犬が人間社会で暮らすわけですから、精神的に安心して生活ができるようになるために、学習と努力が必然的に必要になってきますよね。
理由6.縄張り
家の庭や玄関先など、愛犬が縄張りと感じる境界線があります。自分のテリトリーに侵入者が入らないか常に見張っており、侵入者に対して恐怖を感じ非常に激しく吠えます。
理由7.外部刺激への反応
「なんで外に向かって吠えているの?」と疑問をお持ちの方はたくさんいますが、一概に理由は一つではなく、何か楽しいことがあって、その対象物に話しかけていたり、「見て見て!」なんてお母さんに知らせているのかもしれませんね。
理由8.自分への関心を求める行動
「要求吠え」という言葉をよく聞きますが、ペットカートに乗っている時、料理をしている時、他の人と話している時など、皆さんの愛犬は吠えますか?お母さん、お母さんと呼んでいるのかもしれませんね。
理由9. 習慣(条件付き)
ピンポーンと鳴ればワンワン!救急車のサイレンが聞こえるとワンワン!皆さんの愛犬は何か特定の「音」で吠えますか?
理由10. 強迫性(障害)
強迫性障害は病気です。何卒獣医師にご相談ください。
理由11. 老化関連
老化とは、体(細胞)の機能低下を言います。加齢とは、この世に生まれてからの経過を表すものですから、2つの言葉は区別しておきます。人間でも、同じ60歳なのに元気で若々しく見える人もいれば、そうでない人もいますよね。 三鷹獣医科グループの小宮山院長によると、犬の認知症は大型犬で早い子で6、7歳〜となり、小型犬は早い子で12歳ぐらいとのことでした。 一般的に人では高齢者に多い病気ですが、「若年性認知症」といって65歳未満で発症する場合があります。ぜひ、年齢だけで認知症を否定せず、情報のひとつとして頭に入れておくと良いと思います。
ドッグトレーナーに聞いた!無駄吠えを防ぐためのしつけ方
では、犬が吠える理由が必ずしも1つではなく、単純明快ではないことが分かったとして、解決策はどう考えていけば良いのでしょうか?Donna Dog Life(ドナドッグライフ)の代表兼ドッグトレーナー、また保護譲渡活動をする「はぴねすDOG」の代表でもある間柴(ましば)さんに、お話を伺いました。 ◉ 黄瀬 「ずばり、よくYouTubeの動画であるような、『2秒で無駄吠えを直す方法」のようなものを教えてください。」 ◉ 間柴さん 「ありません!」 ◉ 黄瀬 「・・・・・」 ◉ 間柴さん 「いや、あるにはあるんですよ。でも、実際の方法って犬によって変わってくるんですよ。おやつを使ったり、おもちゃを使ったり、使える物は何でも使って本人の性格や心理状態を見ながら方法を変えています。 犬に合わないことをやってしまって、失敗した!というのも多いです。だから、わたしのブログにもしつけ方法は書きません。」 ◉ 黄瀬 「ということは、他人の成功例はあまり参考にならないのでしょうか?」 ◉ 間柴さん 「たとえば、机をバンっと叩いて驚かせると犬は吠えずに黙るけど、その方法が有効か有効でないかは犬によります。 その方法が犬に合わなくても、バンっと音が鳴った瞬間は吠えることをやめるかもしれません。でも、吠える行為は犬にも理由があるのでその根本的な原因を理解しないまま強行突破してしまうと、本当の意味での吠えは直りません。 またそんなしつけ方法を続けていると、犬は気持ちを理解してもらえないままで、飼い主さんとの関係も悪くなっていってしまいます。」 実は先日、ervaのドッグスリングをご利用いただいているお客様の中から、吠えに悩んでいたN姉さんN妹さんによると、YouTubeで紹介されていた方法(例:ゲージに布をかける)を全て試されたそうですが、どれも効果がなかったそうです。
愛犬家さんに聞いた!無駄吠えを防ぐためのしつけ方
インターネットを検索すれば、YouTubeでドッグトレーナーさんの対処法動画や、他にも吠えを防止する首輪・口輪など様々なグッズがあります。N姉さんN妹さんどのようにして吠えまくる愛犬との生活を楽しめるようになったのでしょうか? ◉ 黄瀬 「愛犬のうにちゃん(3歳)は、どんなときに吠えますか?」 ◉ N妹さん 「いっぱいです。いっぱい笑 犬、人、お留守番。」 ◉ N姉さん 「分離不安もあって、3階に上がるだけで不安になって吠えたり、サークルに入っただけで鳴きます。またうにの場合は迎えた当初は病気がちで、獣医師から散歩NGだったので、犬にとって大切な時期にお散歩に行けなかったこともあり、他の犬と接触ができていませんでした。」 ◉ 黄瀬 「うにちゃんの吠えで一番しんどかったことは何ですか?」 ◉ N姉さん 「まず家族全員が見守りカメラを見るために携帯のギガ数をMAXにしました。父は仕事柄ずっと携帯が見れるので、ずっとカメラをつけてもらってました。私たちはカメラからワンワン通知が来たら見ていました。」 ◉ N妹さん 「私は日中に携帯が見れないので、夕方に携帯を確認していました。はじめは10分後に通知、また10分後に鳴いてます通知。そこから段々1分ごとにブワーっと入っていて、そのときに自分もすごくストレスを感じていました。通勤も1時間かかるし、すぐに帰れないし、母にすぐ帰れるか確認しますがそれも申し訳ないし、家族全員がワンワン通知にストレスで一回通知を切る時もあったり、誰が帰れるかで家族同士で喧嘩した時もありました。」 ◉ N姉さん 「ドッグランや公園は、あまりワンちゃんが居ない所で遊ばせています。しかし病院が困ります。待合室ではおとなしくできません。ワンワン吠えるので、受付を済ませて、すぐに連れ出して外で待ちます。夏でも冬でも体調が悪いときでも外で待ちます。うにちゃーんと呼ばれ、病院の中に入り、診察室に行くまでずっと吠えています。吠え疲れて、うにもぐったり。そこから診てもらって、注射したり、しばらくお待ちくださいといわて、また外に連れて待って…。本当に大変でした。」 ◉ 黄瀬 「えー!それは大変ですね…。吠えを直すためにどんな対策をされましたか?」 ◉ N姉さん 「プラスチックの網状の口輪や、テープで口の周りを閉めるのも試しました。でも、口輪はうにがさせてくれないし、テープは、興奮状態の中、本当に押さえつけないと装着できなかったんです。しかも頑張って装着しても少し口が空くので、ちょっと吠えるんですよね。でもあまりにも可哀想すぎて、うにも自分の手で擦って取ろうとするし。これはできないとなり、すぐに止めました。」 ◉ N妹さん「あとは、吠えたらすぐ抱っこ。鳴く前から抱っこ。犬来たら抱っこ、人来たら抱っこ!とにかく人や犬がいないところに行って降ろしていました。」 ◉ N姉さん「鳴くのはしょうがいから、鳴かせておこうということになり、防音シートを買って、家の窓という窓につけました。そして、外に出て『これぐらいやったら大丈夫やろう』と鳴き声を確認したこともありました。」
ある一件で家族全員、恐怖感でいっぱいになった
N姉さん 「実は、ある一件があって、これはヤバとなったんです。」 N妹さん 「吠え疲れるまで鳴かすという動画を見たことがあって、一回やりました。犬用カメラで様子を見ていたのですが、休みなく4~5時間もずっと吠えていて、うにがフラフラになって足元もおぼつかなくて。帰宅したら、舌が青くなっていて、これはマズイ!となりました。」
自分だけでなんとかせず、トレーナーさんを探しまくった
N姉さん 「実は、預ける方が可哀想だと思っていました。でもあの一件以来、放っておいてどうにかなる問題じゃないと、家族全員が危機感でいっぱいになったんです。」 N妹さん 「とにかく大阪の北から南まで、預かりトレーニング施設をリスト化し、全てに問い合わせをしました。そして、うにの特徴を説明して、気になったところは毎週休みの日に家族全員で見学に行きました。」 黄瀬 「でもトレーナーさんも色んな考え方がいらっしゃるから、なかなか決めるのは難しいですよね?」 N妹さん 「最初は私たちも混乱しました。色々な説明をされますが、『え?ほんまにそんなことできんの?』と迷いました。」 N姉さん 「1件目に良いと思って通わせたところは、おやつトレーニングだったのですが、肝心のうにがおやつに興味が無くて失敗しました。なので、また次を探して…。」 黄瀬 「それにしても、大阪府全域を網羅されたなんてかなりの行動力ですね!」 N妹さん 「やっぱり、あの一件があって、この子に万が一のことがあったら後悔する。今の状態ではうにも可哀想だし、危機感を覚えたんです。もっと早く真剣に探すべきだったと後悔しました。」
ピンポンに反応しなくなった!大人しく留守番してくれるようになった!
黄瀬 「うにちゃんと皆さんに合うトレーナーさんがやっと見つかって、before/afterでどう変わりましたか?」 N妹さん 「ピンポーンと鳴ると、最初はワンって言うんです。ただトレーナーさんからリードをつけるとお勉強モードに変わると教わりました。リードを付けてると、ピンポーンと鳴っても、うにが座って、私が玄関に受け取りに行って戻って来るまで吠えなくなりました。」 ※うにちゃんはトレーナーさんにリードを通してお勉強していたため、リードを付けるとお勉強モードになります。リードをつけると吠えなくなるという意味ではありません。 N姉さん 「うにが大人しく留守番をしてくれるようになったので、家族で誰が帰るかの喧嘩も無くなりました。一応、犬用カメラはつけてるんですが、なんの通知もこなくなりました。動いていても通知はくるんですが、それでカメラを見ても、うにが寝ころがってるだけで平和すぎて笑。」
ervaのドッグスリングも吠え対策で使ってます
N妹さん 「ただ、今でもカートだと前に乗り出して吠えたり、人や犬が多いイベントなどはervaさんのドッグスリングで抱っこしています。肩掛けのショルダータイプも使ってたんですが、中で動けちゃうので自分の興奮が抑えられないみたいで、ずっと吠えちゃいます。」 N姉さん 「これ(ervaのドッグスリング)出したら、自分から入るって言うんですよ。たぶんこれに入ったらうには大丈夫って安心できるみたいです笑おでかけも一緒にできるようになったんです!」 ということで、今回動画を撮らせていただきました。
もちろん、吠える子全員が当店のドッグスリングで鳴き止むわけではありません。しかし、うにちゃんの場合、抱っこをすれば落ち着き、鳴き止むことができていたので、ervaのドッグスリングがお役に立てたのかもしれませんね。
まとめ
N姉さんとN妹さんにインタビューをしていて印象に残ったお話がありました。 N妹さん 「今のトレーナーさんに『ドッグランに行って他の犬に無理やり挨拶をしなくてもいい。でも吠えることはない。ってこと教えていかないといけない』と言われました。しかもこの子は基本的に犬が好きではないらしくて笑『でも、僕が来られて嫌だっていう所に他の犬が来たら別に吠えさせていいじゃないですか。吠えるのが全てダメなわけではないですよ。ただ、しつこく吠えるとか、ただただ人や犬がすれ違っただけで吠えるのは違うことを教えていかないと、一緒に生活できないですよね。』」 N姉さん 「先生は別に犬と仲良くしなくていいから、日常生活この子が普通に過ごせるように。ということを基本に教えてくださってます。」 「吠えないでほしい!!」とゼロを求めて力んでしまい、本来であれば愛犬との生活が楽しいはずなのに、いつのまにかストレスいっぱいになってしまいます。吠えを完全に無くすことを目指すよりも、愛犬の性格を理解して、うまく付き合っていくことが大切だということが分かりました。 どうぞ皆様が、吠えということを通して、さらに愛犬と素晴らしい絆ができ、楽しい人生・犬生を共に歩んでいただけること、心から祈っております。